原稿用紙26枚目

SNSに書くほどではないことをこっそり投稿します。お気軽にご覧下さい!

Liella!3rdツアーの立役者。TO BE CONTINUED。

3rdライブツアーお疲れさまでした

昨年12月からスタートしたLiella!3rdがついに終わってしまいました。内容はもちろんのこと、私としても本当に色んな出来事があり、自分のライブ参加史を振り返っても上位に入るほど思い出深いツアーでした。今更セトリの話や演出の話などはもう語りつくされているかもしれないので、全体的な話は控えめに印象深かった1曲を軸にライブの感想を述べていきたいと思います。

 

TO BE CONTINUED

■作詞:宮嶋淳子 ■作曲:めんま
■編曲:家原正樹
ラブライブ!スーパースター!! 2期 挿入歌Sing!Shine!Smile!【第12話盤】

このツアーのC/W曲の使い方

皆さんはこの3rdライブツアーで印象に残った曲は何だったでしょうか?主題歌WE WILL!!を始め、アニメの劇中歌、カップリングやこれまでの曲まで披露され、どの曲を取っても現地や配信で見た景色が瞼の裏に浮かぶほど素敵なもので、全曲で長文語りが出来る程印象深かったです。

改めて、このツアーがアニメ2期の放送を受けて開催されたライブであったことを考えると、2期作中で流れた曲をメインディッシュとしてライブが進行していく中でカップリング曲(C/W曲)が印象的な使われ方をしていると思いました。

例えば、8話挿入歌のChance Day, Chance Way!を歌唱後、MCを挟んだ後に披露された「揺らぐわ~色づいて透明」には2期9話付近のキャラクターの心情を感じさせますし、2期10話で"本当の歌"として披露されたエーデルシュタインの後にはアニメと同じくSing!Shine!Smile!、そしてその後に披露した「名前呼びあうように~私のSymphony ~WE WILL!! Ver.~」も含めてLiella!のアンサーとしているように思います。そして、ツアーの各公演の最後を締めくくったTO BE CONTINUEDもまた印象的な楽曲でした。

ツアーのEDソングとして

2期12話盤のC/W曲。曲が発表された位置としては、「時間の経過」があり、2期は終わるけど「冒険はまだまだつづく」という意味合いもあろうかと思います。

そこが今回のツアーにベストマッチしていると思いました。

ライブツアーという性格上、骨組みが同じセットリスト。その一番最後にTO BE CONTINUEDが構えている効果はたくさんあると感じています。まずは「ラストスパート、出し切るぞ」という気持ちにブーストをかけてくるようなリズムに乗ったバンドサウンドなところがいいなと思います。この曲の前に観客も巻き込んだストレッチタイムがあったことも含めて一層その気持ちを高めてくれたと思います。他には3分10秒とLiella!楽曲の中でも上位に来る曲の短さ。「もっと見たい」という気持ちをより強めてくれたように思います。更にサビのこんな歌詞。

てっぺん越えても 終わらないよ冒険
(ゴールに見えてた) でもスタートライン

「この公演は終わるけどまだ明日の公演がある!」とか「来週の公演がある!」とかライブが終盤に差し掛かった寂しさをこの歌詞やノリのいいメロディと共に希望に変えてくれるように思います。言うなれば「アニメのEDソング感」。埼玉公演まで含めて全14公演分の最後を見守り続けたのがこのTO BE CONTINUEDは、まさしく3rdツアーのEDソングなのです。ツアー序盤のこれからが楽しみな気持ち、ツアーが終わりに近づく寂しさなんかを全部最初から表現してくれていたかのような1曲だとツアーを通して改めて感じました。

EDソングらしさとは

思えば、Liella!ファンミツアー名古屋Day2昼公演のMCで岬なこさんが1期のED曲「未来は風のように」を"EDだから寂しく感じるかもしれない。でも後に次回予告がある。この曲は楽しみを増やしてくれる曲。"と語っておられました。私にとってもED曲とはまさにそんな曲で、激しく共感したのを覚えています。月から金の夕方の時間に何かしらのアニメが放映されてた世代なので、例えば「今日は木曜日だからポケモンの日だ!」と朝から楽しみで、そしてポケモンのエンディングが流れると「木曜日はもう終わり…でも来週の話も楽しみだな」みたいな気持ちを幼い当時から感じていました。

ED曲はいろんな表情を見せるので、かっこいい!とかエモい!とか悲しい!とかそんな風に言い切ることが難しい不思議な曲だと思います。大人になってから見るアニメでもそうです。1話ではこれから新しい物語が始まることを予感させるワクワクした気持ちで鑑賞して、最終話付近になると「ここの歌詞って○話のあのシーンを感じさせるな」とか「あんなに希望に満ちているように感じていたのにキャラクターが大きくなったシーンも描かれているようでちょっぴり寂しさもあるな」とか。EDに限らずOPもそうですが、物語の進行とともに表情が違って見えるのがアニソンの面白いところじゃないかなと思います。

キャラクターに寄り添ったパート分け

ツアーに絡めた話をする前に、この曲はそもそもパート分けが素晴らしい話を先にしておきたいです。「🍨カレンダーずっと睨んでるんだ 🪐時間がね、どんなあっても 🍨🪐足りないよ」と唐可可と平安名すみれで歌うところとか、「🐙どれも絶対譲れないから」を嵐千砂都が歌うところとか、「🥤眠らないで夢を見よう」と鬼塚夏美が歌うところとか……この調子だと歌詞紹介になりそうなので割愛しますが、純粋にどのパートも「なるほどな」って感じます。

ツアーでどんどん深みが出て色づいていくこの曲

先ほどのEDソングの話で、物語が進むにつれて表情が違って見える話をしましたが、ツアーのEDソングであるTO BE CONTINUEDにもそんな一面があるように感じました。どうしても伝えたい2つに絞って書いていきます。

勇気出して 叶えた奇跡

鈴原希実さんが歌うこのパートで思い出すのは埼玉公演Day2の最後のMCです。

小さい頃から「みんなを笑顔に出来る誰かの特別な存在になりたい」と思っていたのんちゃん。挑戦しようとしても一歩が踏み出せずにいたところ、LVで見ていたラブライブフェスで発表されたLiella!の一般公募オーディションに参加し、最終的に合格。Liella!のメンバーに加入した後、キラキラした周りの人を見ていると「誰かの特別な存在にはなれないかもしれない」と思ってしまうことが何度かあったが、今回の3rdライブツアーでのファンの応援を通して「最初から特別な存在だと思っていただけていた」ことを感じたそうです。そして、この日で自分を卑下することを辞めたいと語りました。

ラブライブ!が好きと言う気持ちだけでオーディションに挑戦した話は何度か聞いたことがありましたが、3rd東京Day2のMCで「ラブライブ!に、Liella!に出会えて変われた自分がいた。最終地のベルーナドームでは最高のステージを見せたいので是非見に来て欲しい。」と語ったこと、3rdツアーを完走したのんちゃんがのんちゃん自身を認める発言をしてくれたことが本当に嬉しく思います。

改めて考えてみると、3rdツアーで見た鈴原希実さんは光の海からメイズイエローを見つけるのが本当に上手くて、1人でも多く観客にレスを送ろうとする姿勢が印象的でした。「見てもらえたからきな子ちゃんと一緒に応援したい。」そう感じた人がたくさんいたことでしょう。そんな頑張りもあって、公演回数を重ねるごとにのんちゃんを囲むライトの数はより一層増えたように思いました。

桜小路きな子役鈴原希実さんの歌う「勇気出して 叶えた奇跡」という歌詞に、今書いたラブライブ!に飛び込み、埼玉公演でツアーを完走するまでの軌跡が乗っかっているように感じます。だから、最終公演で聴いたTO BE CONTINUEDの厚みが本当にすごくて、爽やかだし、かっこいいし、泣けるし、楽しいし、そのような感情が3分10秒に詰まっていて本当に良いなと思いました。

一瞬のときめきに 未来さえも 預けてみよう

ここの歌詞めっちゃ好きなんですよね。何気にラブライブ!全体で見ても本質フレーズだと思います。「一瞬のときめき」に未来さえも託すスクールアイドルらしさを感じつつも、ここの歌詞で思い出すのはそれぞれのパートを歌唱する鈴原希実さんの大阪Day2のMCと、 大熊和奏さんの埼玉公演Day2のMCです。

鈴原希実さんの大阪Day2のMCは、「WE WILL!!は9人体制の象徴の楽曲。この曲をこれから先、何回見られるか分からないので目に焼き付けてほしい」という内容でした。このMCを始め、ツアーでは5人体制から新たに始まった9人体制がツアーの進行とともに早くも「いつまで見られるか分からないもの」として、キャスト側も名残惜しさを感じているなと察するシーンがいくつかあったように思います。これは決して人数が増えて欲しくないとかそういう話ではなく、"今"という一瞬のキラキラに全力をかけているからこそ「このステージをずっと続けたい」という時間経過への寂しさを感じているからではないでしょうか。だから、この歌詞が公演を重ねるごとに胸にグッと刺さってくるといいますが、どんどん味わい深いものになってきたと思います。「一瞬のときめきに」が桜小路きな子役鈴原希実さんのパートである意味合いがツアーを通じて加わったように思います。もしくは、このパートを担当していたから、大阪公演Day2の名MCを引き出したのかもしれません。

大熊和奏さんの埼玉公演Day2のMCでは、宮城公演で「四季に追いつけ、追い越せ」を目標にした話に触れつつ、「四季の背中も見えなかった」と。自分たちも進んでいるけど、彼女(キャラクター)たちもステップアップしているということ。ツアーは終わるけど、Liella!はいつまでも終わらない、完成しないんだと。そして、「限りある時間の中で輝き続けることは素敵」だと語りました。"一瞬のときめきに"を受けた「未来さえも 預けてみよう」が若菜四季役大熊和奏さんのパートであったことにこのMCが合わさるとすごく深みのある詞だなと改めて感じました。この曲は詞が特にいいんです。また、「未来さえも 預けてみよう」は大熊和奏さんが右手を差し出してウィンクしてから一気に駆け出す振付で、そこも含めて素晴らしいなと思いました。

千秋楽のダブルアンコール

ツアーの最後にEDソングの如く座っているTO BE CONTINUED。ただでさえぴったりな1曲なのに、ツアーを通してどんどん味付けされていくのが純粋に良いなと思っていました。この曲に、ワクワク感も楽しさも悔しさも寂しさも全部の感情が詰まっていると思います。千秋楽のTO BE CONTINUEDが終わった後に「もう3rdツアーは終わったんだ。TO BE CONTINUEDにももう会えないかもしれないんだ」と考えるとちょっぴり寂しさも感じました。だから、ダブルアンコールのTO BE CONTINUEDが本当に嬉しくて。TO BE CONTINUEDへ伝え忘れたありがとうをダブルアンコールでしっかりと伝えられたような気がします。

最後に

バンナムフェス2ndでLiella!に出会って、2nd大阪、ファンミに参加して、3rdツアーでは何故か色んな知り合いと会って距離が縮まり、新しい繋がりも出来ました。ツアー全てに行ったわけではないけど、久々にいいライブに参加出来たなと思います。

 

締まらないので最後に3rd関連のブログをまとめて終わりにしたいと思います。

 

collapiyo.hatenablog.jp

→自分の中で3rdでは一番大きな思い出です

collapiyo.hatenablog.jp

→ツアー前の心配事と結果など

collapiyo.hatenablog.jp

→偏差値2

collapiyo.hatenablog.jp

→この記事の内容、ここで大体書いたことなんですけど埼玉公演を受けて改めて整理し直した次第です

 

以上、読んでいただきありがとうございました。

なちゅらる(@clnct)