私「もう終わりだよ…」
オタク「終わりじゃなくて始まりだよ」
初めに
2023/3/8に開催された岬なこさんのFCイベント「なことにゃこからの招待状 ~今日はおたんじょうび会!!~ 2023 spring」に参加してきました。これはイベントレポートではなく日記です。
私はこれまで、キャラクターを演じる声優さんのイベント若しくはアーティスト活動をしている声優さんのイベント(ライブ)にしか行ったことがありませんでした。何故か?私は声優オタクではなく、コンテンツや楽曲のオタクだからです。
だって、声優個人まで追いだしたらもうキリがありませんし、個人を知ることで作品への理解が深まることなんてまずないじゃないですか?ないんです。多分。
そんな私がそもそも岬なこさんのファンクラブ「となりになこ」の会員なのは妙な話ですよね。説明させてください。
- 1月9日(月祝)にあったLiyuuさんのバースデーイベントに誘われる。(-6000円)
- 誘ってきたオタクはラブライブ!オールナイトニッポンGOLD公録から回すと言うので来るなら一緒に回そうと言われる(-8000円)
- ぼく「じゃあ前日のLiella!千葉行きたくね?」(-10000円)
- そもそも大阪東京を移動して宿泊(-35000円)
「いや待てよ、ただでさえイベントが続いてるのにこんな動きをしたら今後が大変じゃん!」。しかもこれまで正々堂々とアイマスPとして生きてきました。2023年イベ初めがラブライブ!まみれになると終わりの始まりです。そう考えた私は誘いを断りました。優秀な人なら既にお気づきかもしれませんが、ここで6万円近く儲かった計算になります。
普段から「なこ〜(鳴き声)」としか言わない異常生物だし6万円儲かったからまあFCぐらい入りますよね?そうするとなんかイベントに申し込めるから取り敢えず申し込みますよね?当たりますよね?行きますよね?
という訳です。
そもそもこのイベントは「バースデーイベント」。チケットを用意されたということで、私はお誕生日会に招待されただけです。仮に皆さんのお友達に芸能人がいたとして、お誕生日会を行ったらそれはイベントなのでしょうか?違いますよね。
更に、"シュレディンガーのなこ"と言うのでしょうか、参加してみるまでこれが声優イベントであるかどうかは確定しません。ここまで3段階で完璧に理論武装をした私は埼玉公演Day2から月、火、水と東京に居残って当日を迎えました。これも至って普通の行動です。
当日
何故? (@ ヒューリックホール東京 in 千代田区, 東京都) https://t.co/Xpjyhb1V1B pic.twitter.com/Effi2SJkmE
— なちゅらる (@clnct) 2023年3月8日
未だに「何故?」と思っています。
— なちゅらる (@clnct) 2023年3月8日
巷では板人間バトルが流行っているそうですね。私はそういうことはしませんが何かあった時のために購入しました。
ちなみに、ただでさえ難関だったチケット獲得を通り抜けた先で、当たった座席は超がつくほどの前方席。「オタク活動は考えるものじゃなくフィーリングだ」とは思っていますが、ここまで周囲を丁寧に囲われていくと恐怖すら感じます…。
席に着くと当日のコーナーで使用する用紙が。ライブをするだけじゃないイベントには中々参加しないので新鮮でした。
時間が来て開幕。
🎂おたんじょうび会🎂
— 岬 なこ (@MisakiNako_) 2023年3月8日
ありがとうございました!!
会場に足を運んでくださった皆様だけではなく、たくさんのフラワースタンドが届いていて感動しました💐
日本だけではなく海外の方々も…!!本当にありがとう!!
これからの活動も楽しみにしていただけると嬉しいです🫶🏻🫶🏻#となりになこ pic.twitter.com/n6s7xpPe9l
この格好におもちゃのメガネをかけ、巨大な「にゃこ」のクッションを抱えて岬なこさんが登場しました。この時点でまず思ったことはですね、「Liella!の岬なこじゃない」です。今1+1は2みたいな当たり前のことを書きましたが、実際にそう思いました。
Liella!のライブパフォーマンス、MC、生配信どれも見てきましたが、これが「Liella!の岬なこ」だとしたら目の前にいるのは「岬なこ」じゃないですか?うん、狂う。
狂う❗狂う❗狂う❗狂う❗クレラップ
狂う❗狂う❗狂う❗狂う❗狂う❗狂う❗
狂う❗狂う❗狂う❗狂う狂う狂う❗狂う❗狂う❗クレラップ
イベントに出ている以上仕事だし、素の岬なこさんかと言われると審議が要りますが、そういうところも分かった上で「素の岬なこさんだぁ〜」って思いました。Liella!の中ではお姉さん的な立ち位置に思っていたのでその名の通り本日の主役としてステージに立っているのが可愛らしくて。関西弁多めで言葉の聞き心地が良いし。
先に言っておくと、今回ばかりはメモよりステージと顔に釘付けだったので微妙な違いはあるかもしれません。間違ってるところがあったらこっそり教えてください。
「これ(襷)どこにかけたらいい?にゃこ?でもなー、こうなるから無理なんよ(折りたたんでにゃこのクッションに置きながら)」
20代後半に入って初めてこの手のイベントに足を運んでる自分が嫌すぎて当日は全く発声しないようにしてましたが、内心絶叫ですよ。無言で頭抱えてましたね。
なこと以心伝心⭕️❌クイズ
こんな感じの⭕️❌が両面印刷された用紙を持って前のスクリーンに映し出される岬なこさんに関する設問に答えていきます。外した人から着席していき、最後まで立っていた数名はサインが貰えたらしい?気になった回答を一部ピックアップ!
・占いは信じる。けど、いいことだけ。
・海より山でキャンプする方がいい。虫は大丈夫だけどクラゲがだめらしい。
・腕を組むときは左腕が上。
・好きなラーメンは"今は"塩ラーメン。色んなジャンルが好きで二郎系も好きらしい。
・TKGが好きでTKGのフェス*1にも行くぐらい好き。TKG専用のしょうゆもあってそれがいいとか?
なこの質問コーナー
これね、考えすぎて送るの間に合わなかったんですよね。普段なら「この話題入れとけばピックアップされるか?」みたいな読みがあるんですが、何も手がかりがなくて。そんなことより純粋にお祝いメッセージと気楽に質問送っとけよって自分にキレていますが。そんなことよりここでも気になった回答をピックアップ。
・一年後どんな自分になっていたいか
→芯があって強くてかっこいい大人のレイディになりたい
・一番欲しいもの
→ウォークインクローゼット。クローゼットが広いお家を賃貸のアプリ?で見るのが好きとか。というか家が欲しいらしい。「事務所に送らないでね」
・自分へのご褒美(誕生日プレゼント)
→香水。大人の女性のイメージだから。
・誕生日に食べるものは?
→エビピラフ。小さいころに誕生日に出て以来毎年エビピラフを食べているとか。誕生日以外食べないらしい。
・最近趣味のお菓子作りは?
→2月のバレンタインはメンバー(Liella!?)にクッキーを作ったが装飾のマシュマロ部分が砂糖〇百gとかで甘すぎたのでそこだけ外して渡したらしい?キルティングクッキーって言ってたかな?
・なんでそんなにキラキラしているのか
→人との出会いを大切にしているから?この方がサポートしてくれて〇〇につながってみたいなことがあるから、感謝を忘れない。
・一旦乗り切れている自分を想像して、あとは勢い。この曲を聴くとかこの言葉を見るとか、気合入れてありがとうと言って(岬なこさんの発言でしたがこれなんの話でしたっけ・・・)
ライブパートの準備の間は未公開映像集。
なこ「お肉が食べた~い (トングカチカチ)」 他
他?あと、当日に収録されたであろう全てのフラスタを見て回る映像が非常に良かったです。毎回写真を貼らなくても普段ああやって見てくれてるんだろうなって思うだけで幸せです。
ライブパート
どんな曲が披露されるのかなと考えていると、当然のように滝澤俊輔さんがキーボード前に着席して目を疑いました。「タッキー?!?!?!?!」。この方は私としては去年の声優/アーティストの牧野由依さんのビルボードライブ公演のキーボード、そしてアイドルマスターシンデレラガールズのライブでシンデレラバンドとして出演していた方なんです。牧野由依さんとは東京音楽大学の同級生でたまに楽曲提供したりライブコンサートで共演することもあったり、シンデレラガールズの方は数々の名曲を生み出したすごい方なのです。まさかこんなところで・・・。
セットリスト
1.明日への扉(原曲:I WiSH 2003年)
2.瞳(原曲:aiko 2006年)
3.ボクノート(原曲:スキマスイッチ 2006年)
4.怪獣の花唄(原曲:Vaundy 2020年)
5.First Love(原曲:宇多田ヒカル 1990年)
当日は選曲の発表年のバランスいいなと思いましたが調べてみると意外と2000年前半に固まっていますね。でも好きな曲の中から幅広いファンに楽しんで貰えるように考えてくれたんじゃないかなと勝手に思っています。
どれもキーボード伴奏のみのアコースティックな雰囲気でしたので、岬なこさんの歌声を堪能することが出来たような気がします。この中でも印象に残ったものはaikoさんの楽曲です。そもそも曲が難しいのに歌いこなしていてすごいなと思ったのが一点。それと、aikoさんは地声から少し音を上向きに発声しながら、語るような歌声ながら柔らかい息づかいが特徴的だなと思っていますが、そんなaikoさんをリスペクトするような、それでいて真似てるわけではなくて、岬なこさんの中のaikoさん像が優しい歌声に表れているようですごくよかったです。
そして、ボクノート!実は昔からドラえもんが好きなのでこの歌唱はお得感ありますね。ちなみにボクノートは映画ドラえもんのび太の恐竜2006の主題歌でして~(ドラえもん博士)(早口)
2006年って、10年前ぐらいですよね?17年前と言うと感覚的に1999年ぐらいですよね・・・時の流れは恐ろしい。
怪獣の花唄は真剣オタクによるとなこなぎラジオで紹介されていたらしい。私はたまたま行ったフェスにVaundyさんが出演していてこの曲を披露していて知りました。一般人に成りすますために覚えていた曲なので一般人に成りすましていて本当に良かったです。って話は置いておいて、一回でも歌ってみたら分かると思いますが、この曲歌声の高低、抑揚がめっちゃ難しいんですよね。そもそもVaundyさんの曲めっちゃ難易度高いんですけど。それをきちんと歌いきっていて、イベントの最後に「歌にトラウマがある(けどみんなに後押しされたから頑張る)」と言っていたのがいい意味で嘘みたいでした。そこまでに至るまでに得意なダンスと共に努力したされたんだろうなとも思います。
そして、First Love。未だに脳に焼き付いているのでDisplayPortを脳に突き刺してみんなに見てほしいぐらいなんですけど、ラスラビの「You are always gonna be the one」のところが目が覚めるぐらい天才的なファルセットで美しかったです。この歌声、Liella!では未だ聞けてないかもしれません。そういう意味ではソロデビューかなり楽しみになってきました。
サプライズ
Happy Birthday to Youの伴奏が始まり、会場みんなで合唱。徐々に時代も戻ってきたなと思いつつ、モニターの5・4・3・2・1のカウントダウンに合わせて指示されたとおりに色が印刷されたボードを掲げました。
びっくりしながらちょっと泣きそうになっている岬なこさん、「え、なんて書いてるの?」
観客「(スーーーーーーーーーーッ)(天を仰ぐ)(完成系を知らない)」
なこ「ありがとう!!!!」
(追記)黄色下地に赤い文字でNAKO❤️になったらしいです
そのあと記念撮影をしたので後で答え合わせ出来るかなと思ったけど未だに答えが出ないんでマジで何て文字?絵?になったんですか?
サプライズ2 母親とお姉さんからの手紙
これがねぇ。一番来ましたね。メモるのをやめてしまったので発言趣旨しか覚えていませんが、お母さまからの手紙には確か「感謝を忘れずに」ってあったんですよ。それが岬なこさんの質問コーナーの回答で普通に出ているところに見えるわけがない岬なこさんの家族像が垣間見えて、そしてお姉さんからの手紙には「家族でゲームをしても負けず嫌いだった」「一緒に習い始めたダンスも人一倍上手くなって」「二人の思い出の作品、ラブライブの声優になれたらと話していたので本当に決まった時は電話で叫んだ」「たまに連絡を取り合っていてたまにファンが書いたちぃちゃんの絵を送ってくる」。みたいな内容にも家族を感じました。こんな内容ながら、お母さまからの手紙の冒頭は「何度も下書きした手紙を無くしました。めっちゃいいこと書いたのに」みたいなボケから始まっていたところもいいなと思いました。
この2通の手紙を岬なこさんが読み上げる様子だけで嘘偽りない岬なこさん像、ご家庭の様子、演じるキャラクターへの思いが伝わってきて・・・もうこんな素敵な人を応援できるならもう声優オタクでもいいかもなと思いだしました。
そのあとはなんとソロデビューの発表。豪華客船の内覧会に参加したらそのまま世界一周旅行が始まったみたいな感覚ですが1stアルバムがどんな仕上がりになるか楽しみですね。それはそうと、参加してみるとソロアーティストのイベントだったので、これは声優イベントではないという判定になります。
それはそれとして、どれぐらいその垣間見えた人間性に惹かれたかと言うと、仕事中にFC限定LINEで当日の写真が送られてきてチラ見して2回泣きました。花粉症ですと言いながら。
そして、打上げに参加して新幹線の終電で大阪に戻ったら新大阪駅からの乗り換えを間違えて終電が無くなりました。
終電が無くなりました。
御堂筋線最終だよ、なこ… pic.twitter.com/9PN6BlaYex
— なちゅらる (@clnct) 2023年3月8日
約1週間東京にいてただでさえ疲労感がたまっていて、荷物も仕事の用意とか趣味のカメラとかで軍隊の訓練かってぐらいの重量なのに終電を逃しました。泣きながら2時間ちょっと歩いて帰りました。もう声優オタクはこりごりだー
— なちゅらる (@clnct) 2023年3月9日
TO BE CONTINUED
*1: 調べてみたら卵フェスin池袋かな?