お久しぶりです。ラブライブ!スーパースター!! Liella! 5th LoveLive! ~Twinkle Triangle~東京公演に向けて、嵐千砂都さん&岬なこさん、葉月恋さん&青山なぎささんにフラスタをお贈りしました!
せっかくなので制作の振り返りを書いていきたいです。まず初めに協賛してくださった方、現地で見てくださった方、本当にありがとうございました。
企画の始動は
5th東京に向けて何か企画が出来ないかなぁとぼんやり喋っているところに、「演者さんへフラスタを贈りたいよね」って話になりました。
任せてください。私には2週間でフラスタを出した実績があります。なぜか。
せっかく今さら動き出すなら、福岡公演を見るまで想像も出来なかったシーンを形にしたいなと話し合いました。そんな中で出てきた誰に贈るかという議題。
福岡公演Day2をご覧になった方はご存知だと思いますが、この日は岬なこさんがパフォーマンスが思い通りにいかなかったことに対して、私の知る限りでは珍しく涙した公演でした。ソロアーティストとしてデビューして1stライブを完璧にこなす岬なこさんの力強さを知っているだけに、福岡公演のパフォーマンスから感じる違和感に少しだけ心配をしていたところでした。「そうだったのか」と納得したものの、MCの声と拍手が響く会場に私は茫然と立ち尽くしていました。
「岬なこさんでした…!」と代わりに名前を紹介して、会場の空気を入れ替えるように「3年生として歌うWelcome to 僕らのセカイ」の話を笑顔で始めた青山なぎささん。What a Wonderful Radio!!のパーソナリティとして、Liella!のお姉さん的立ち位置として、ダンスフォーメーションとしてもお2人がセットになる場面が多かったのもあり、お二人の信頼関係というか素敵な関係性であると再確認をしました。
今回の企画を一緒に行った金剛無双さんとはこれまでもLiella!現場で多数連番し、なんなら岬なこさんの1stライブでも連番していた親友です。さらにはLiella!3rd大阪では依頼を受けてお2人のフラスタの絵を描いたこともあります。これらの話をいちいち言わずとも「なこなぎ」の四文字で話は通ります。
Starlight Prologueを題材に制作することも含めて午前中にそのスピード感で話が纏まりました。
どんなお花にする?
Starlight Prologueをイメージして制作する前提で、色んな意見を出し合いました。また普通のフラスタと違い、2人で1人ずつ描く合作であるため、出だしの足並みを揃えることが肝心要です。ここの調整には神経をつかいました。
最終的には「キラキラ輝くセカイはきっと」で両端で対称の振付になるところに注目して制作することで合意し、ラフを仕上げて全体像を作りました。
今回、Starlight Prologueを披露した際に着用していた衣装は白色で、そのシルエットを強調することとStarlight Prologueらしさを出すために背景に嵐千砂都と葉月恋のイメージカラーの光のラインを入れることに決めました。
ボード類のこだわり
祝い札はStarlight Prologueのアニメのステージをイメージして私が作成しました。今回のライブで印象的だった11色の光のラインを取り入れたのもこだわりポイントです。光の並びは印象的だったCメロで2人ずつ歌っていくところからピックアップしました。
協賛の募集
私のフラスタのモットーである「思いを形に」という意味では、お2人を応援するみんなの名前が載ったフラスタになればめっちゃ素敵だなと思いました。そんな話をしている間に「既にミンサカへ審査を投げた」と金剛無双さんから連絡が来ました。私は手続きの流れを勉強するところからだと思ってたのでフットワークの軽さが助かります。ミンサカと言うと、まず企画を見てもらうためにはサムネが大事なので審査を待つ間に私はサムネイルを作ることに。
普段デフォルメを描かないのですが、かなりいい感じに描けて横転しました。
サムネを作成している最中に早速審査をクリア。ちなみにこのタイミングで1月25日なので始動から2日目らしいです。精神と時の部屋?
公開した企画には思った何倍もの勢いで協賛いただき、我々も正直びっくり。
友人から数人賛同してもらえたらいいかな程度に考えていましたが、FF外の知らない方からも多数参加いただきました。ありがたい話。
木冬さん「名前もココにしようとおもったんですよね〜」
ぼく「いいわけないだろ」
最後の仕上げ
お互い社会人なので日中は仕事があります。各自で死にかけながら夜間に作業して何とか完成が見えてきました。最初に完成イメージを作って作業に取り掛かりましたが、左右対称の背中合わせの構図となるため、少しの違いも違和感の元です。いつも通りスケール付きのデザインシートをお借りして調整。
最終的にお互いに歩み寄る方向で調整を行いました。描いてる絵を微修正するの実はめちゃくちゃ大変な作業です。
お花屋さんとの調整で電飾を追加していただいたり更にブラッシュアップをしながら締め切りである1月末までに大急ぎで最後の仕上げを行いました。ネームボードは金剛無双氏にほとんど仕上げてもらい、私はデザイン的な観点から文字がよく見えるように修正を行いました。協賛いただくフラスタにおいてはネームボードの見やすさって結構大事ですよね…。最後の最後に「嵐千砂都様と葉月恋様」に送るのだからとラフにないミニキャラをネームボードに追加して完成しました。入稿完了が2月1日お昼なので1月25日の始動から丸1週間。え、フラスタって1週間作業すれば出せるんですか?(よくない実績の更新)
完成
2人でバラバラに作業したけどイメージ通り対称に配置されてめちゃくちゃいい感じです!協賛いただいた皆様のお名前もよく見えて非常にいい仕上がりとなりました。あとこれはお花屋さんと調整してもらっていた金剛無双氏とお花屋さんの技術力の賜物ですが、パネルとお花の立体感というか組み立て方というかすごくいいなと思います。
今回、初めて参加者を募るフラスタを出しましたが、多くの方に感想を伝えていただきました。我々はただ、演者さんへの感謝やお祝いの気持ちを伝えるサポートをしたにすぎませんが、参加してみたいと託してくださった皆様が「よかった」と思えるお花に仕上がったのならこの上ない喜びです。
謝辞
このフラスタを一緒に主催した金剛無双氏との出会いは実はバンナムフェス2ndの少し前。共通の知り合いがいたのもあってすぐに仲良くなりました。「大阪公演でフラスタ出してみたい。なこなぎの2人描ける?」。フラスタが解禁されたLiella!3rdライブの中でも大阪公演に向けて岬なこさんと青山なぎささんにお花を出す際、私にイラストを描いて欲しいと声をかけてくださりました。
私に初めて憧れのフラスタ制作に関わる機会をくれた彼もその後からイラストを練習し始めました。着実にイラストが上達した彼と、今回のLiella!5thのタイミングで同じく岬なこさんと青山なぎささんに贈るフラスタを一緒に企画・制作出来たことはただでさえ素晴らしかった5thライブの思い出の一つです。本当にありがとう!
最後になりましたが、お花屋さんの「はなしごと」様、協賛してくださった皆様、現地で写真を撮ったり立ち止まってくださった方々、作業自体を応援してくださった皆様、美食屋四天王ココ様、本当にありがとうございました。
このフラスタはこのように多数のご指導、ご協力により実現したものです。心よりお礼を申し上げます。
また次のライブでお会いしましょう。
なちゅらる(@clnct)