原稿用紙26枚目

SNSに書くほどではないことをこっそり投稿します。お気軽にご覧下さい!

Liella!4thが素晴らしいので振り返り(前編)

みなさんこんにちは。先日はラブライブ!スーパースター!! Liella! 4th LoveLive! Tour ~brand new Sparkle~ 千葉公演愛知公演に両日とも現地参加してきました。キャストの皆さん、参加された皆さん共にお疲れ様でした。

 

今回のツアーの特徴としては「初めての11人体制」や「公演ごとにユニットeditionとなっている」ことが挙げられるでしょうか。

 

3rdツアーから今日に至るまでにたくさんの曲が発売されましたし、セットリストには淡い期待を抱きつつも恐らくは新曲が中心。そんな気楽な気持ちでツアー最初の千葉公演へ挑みました。セトリや構成の話に触れますので、これからの公演を楽しみにしている方はブックマークして後で見てください!

 

 

 

 

 

開演前BGM

初日は物販の事前受け取りなどを済ませてかなり早めに入場。「気楽な気持ちで」とか言いながらやっぱり緊張はしますので早く入場して落ち着きたかったのかもしれません。いよいよ開演前最後のBGM。前回の3rdツアーでは、2ndで披露された最後の1曲である"ユニゾン"がツアーを通して流れていました。そして今回は…

 

TO BE CONTINUED

 

そう。3rdツアー最後の1曲。こうしてLiella!の歴史がどんどん繋がっていくことに熱い気持ちになりました。サビの振りなども思い出しながら、開演前からエンジン全開です。そう言えば私が最後にLiella!を見たのがMEGA VEGAS 2023。このフェスの最後の曲もTO BE CONTINUEDでした。そこからの繋がりも勝手に感じつつライブはいよいよ本編へ。

Main Theme of LoveLive! Superstar!!から

ラブライブ!スーパースター!!のライブの始まりといえばこの音楽と共に紹介される出演者。流れ星4本が合流する演出だった3rdとはことなり、なんと今回は1期生5人に続いて2期生4人が連続で紹介されているではありませんか。泣く😭。そして3rdよりもう少し長く流れるこの曲をバックに新たに2つの流れ星が!会場が一気に盛り上がります。これから11人体制のライブが始まる喜びを噛み締めながら、そして3期生のペンライトを振る観客たちに感動させられながら開幕1曲目へ。

Jump Into the New World

5人からスタートしたLiella!も今回から初めての11人。ちょっとした不安として「目、2つで足りるかな?」ってのがありました。11人が横一列に並ぶとすると恐らく幅が広い。どこに目をやったらいいか迷いそうだなと。Jump Into the New Worldが始まってすぐにハッとさせられました。

 

Liella!ってフォーメーションダンスの天才だったじゃん。

 

人生で初めてLiella!のパフォーマンスをバンナムフェス2ndで見た景色、その感動を改めて感じました。Jump Into the New Worldでは下手から順にウェーブのように、時には11人を5・6で前後に分かれて、また時には11人を○期生ごとに2・4・5に…。集団としての魅せ方がすごく上手い!だから目は2つで十分に足ります。また、個々のライブパフォーマンスが格段にレベルアップしているようにも思いました。「このライブをツアーとして6回も見ることができるんだ!」と一気に視界が開けたような気分でした。

開幕からの流れ

スター宣言

続けて披露された11人版のこの曲。イントロで伊達さゆりさんがライブタイトルをコールする始まり方は9人体制初の大型ライブだった3rdで見たそれとの地続き感。Jump Into the New World〜スター宣言は、3rdのWE WILL!!〜スター宣言の時に体に染み付いている「これからライブ本編が始まるワクワク感」の再び体験をさせてくれてめっちゃいいなと思いました。そして、3rdを感じる流れにマルガレーテ役の結那さんや新たに加わった冬毬役の坂倉花さんもいることに、Jump Into the New Worldの歌詞を借りると「ここからは新未来」という感じで良かったです。

Blooming Dance!Dance!

初めての2期生だけで歌うこの楽曲。不安もあるし上手くいかないこともあるけれど、飛び込んだセカイで花を咲かせると言う2期生の絆が詰まった1曲です。特筆すべきは身内の有識者とライブ前後に意見交換を行っていると話題にあがった、この曲がWelcome to 僕らのセカイとセットではないかと言う考察。

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落ちサビのきな子パートに「その手を握って 飛び込んだセカイ」とあります。これはまさしく澁谷かのんと桜小路きな子。3rdライブではきな子が5人のLiella!に招かれ、次は4thで4人のLiella!が2人を迎え入れる。そうなると、1曲前の選曲がスター宣言だった意味がもっと大きいなと思います。初めての9人体制だった3rdとさらに地続きというか、ライブ序盤にして非常によく考えられているセットリストだと思います。またこの曲のラストの意味深なポーズは澁谷かのんの手を取る4人だそうです。(愛知Day2初出?)

ライブの仕組みの話もほどほどに私の感想も書いておきます。4人のダンスがすごい。これも初参加のバンナムフェス2ndでShooting Voice!!を見た時と同じ「間奏そんな踊るの?!」という感想を抱いている自分に気づき、勝手にグッと来ました。2期生4人が1期生に持っていた尊敬の念を3rdのMCで存分に聞いていましたから。そんな2期生が1期生と引けを取らないパフォーマンスを見せているのですから。Liella!の演者の歩みも好きな私としてはいい一幕でした。

キラーキューン☆

特殊イントロから始まるこの曲。2期の決勝へ向けた日めくりカレンダーを彷彿とさせる映像演出が「あと20日」から「あと1日」の後からキャストが花道へ、トロッコへ。この曲のタイミングでメインステージからより観客の近くへ来てくれるのがめっちゃいいなと思いました。何と言っても1番で岬なこさんが歌うこの歌詞。

もうすぐ会える 震えるぜ!

キラーキューン☆の歌詞より

Liella!はこれまでもツアーを中心に活動してきて、毎週会える時期とそうでもない時期があります。この気持ちを知っている誰もがこの歌詞に共感していのではないかと思います。Liella!4thをまだかまだかと楽しみに過ごしてきたから、この共感性の高い楽曲のタイミングで観客側に繰り出してくれたのが本当に嬉しかったです。

落ちサビ前の感想で指鉄砲でメンバーがカメラを打ち抜いていく演出もいい!そしてサビの振付が楽しいし可愛い!ワイパーもあるし観客みんなが一緒に踊るのが定番になったら楽しそうだな~と思いました。

MIRACLE NEW STORY

キラーキューン☆からほとんどシームレスにこの曲に繋がるところがめっちゃいいですね。また、Aメロ、Bメロの歌い分けによってメインステージ下部にある横長モニターの色がキャラクターのイメージカラーになるのがめっちゃ好きです。

それと、CDの収録順からするとMIRACLE NEW STORY~キラーキューン☆と行きたいところに先にキラーキューン☆を持ってきた思いがあるのではないかと個人的に考えました。Liella!にコールが入る曲はいくつかありますが、プロジェクトスタートのタイミングで声出しが難しい世の中であったこともあり「コール曲」と呼べる曲は実はあまりないのではないかと思います。そんな中でもキラーキューン☆は文句なしのコール曲。そこで会場で一体となってコールする楽しさを伝えた上で1サビのこの歌詞。

みんな元気になれ 元気に歌えば
笑顔とまんないね
ほら大きな声で僕と歌おう
君もこっちにおいで
もっと冒険しようよ明日へ これからも一緒さ!

MIRACLE NEW STORYの歌詞より

Liella!は今年初めて声出しが可能となったコンテンツ。声を出して盛り上がる楽しさを実際に体感させた上で聞くこの歌詞の説得力と言ったら。いい流れだったと私は思いました。

ソロ曲パート(初日)

今回、1期生としては久しぶりの、2期生にとっては初めてのソロ曲が披露されました。

Second Sparkleの1期生のソロ曲の立ち位置は以下の通りになっているのではないかと思います。

1期BD収録曲(Liella!加入まで)~What a Wonderful Dream!!(加入後、アニメ1期)~Second Sparkle(アニメ2期)

同様に考えると2期生のソロ曲はLiella!加入までの心情が色濃く表れているのではないかと思います。この辺りがどんな演出で披露されるのかは楽しみにしていました。

幕間アニメでもスクールアイドルの独りじゃないから手を取り合って頑張れるユニット活動の魅力を伝えてからソロ活動もまた良いものであるという導入からソロ曲コーナーに繋げるのは導入が丁寧でいいなと思いました。曲が多いのでここは簡単に…。

Butterfly Wing

初日1曲目にSecond Sparkleに収録されていないソロ曲から始まるのは面白いと思います。3rdでたくさんの観客を魅了したこの楽曲ですが、3rdの頃にあった壮大な特殊イントロはありませんでした。Liella!の優勝の前に立ちはだかる脅威ではなく後ろにいる10人のメンバーに背中を預けてセンターステージで無防備で自由に羽ばたくウィーン・マルガレーテを感じて良かったです。終盤に蝶の形の紙吹雪が舞う演出がかっこよかったです。

後ろから見た姿が非常にかっこよかったです

ビギナーズRock!!

衣装も振付もとにかく可愛い!学校のスター的存在のLiella!に好奇心で飛び込んだきな子らしい1曲に仕上がっているなと思いました。3rdでメイズイエローのペンライトがどんどん増えていったことを覚えているので、会場中がこの色を振っている景色でまず泣く。

このパフォーマンスは大変すばらしかったです。ただ、千葉公演では鈴原希実さんのストイックなMCが印象に残っています。私個人の思いとしては、桜小路きな子役に抜擢されたのは鈴原希実さんの明るく見る人を笑顔にしてかつ「間違いなんて怖くない」というきな子のような挑戦心を持っているところではないかと思います。一方、パフォーマンスに納得が出来なかったという話はそれだけ真剣にレッスンに取り組んできた裏返しだとも思いますし、東京公演に向けてどのように仕上がっていくか楽しみです。

ミッドナイトラプソディ

エンドステージでかつ後ろ向きに披露ということで、いわゆるハズレ席を少なくする演出がいいなと思いました。この曲は結構好きなのですが私は千葉、愛知とも前方ブロック。運がいいのか悪いのか…。ただそう言うものとして落ち着いて見ると、愛知公演では壁に配置された3本のスポットライトにより青山なぎささんのポニーテールとドレスが浮かび上がり、葉月恋ちゃんがそこにいるような感覚を体験することが出来ました。

この曲は葉月恋の隠れた一面が現れた一曲だと思います。2nd大阪公演で"夢"を語るMCで青山なぎささんが「1期後半の可愛らしい部分が出て来た恋ちゃんをステージパフォーマンスで引き出したい」「恋ちゃんの強みである優雅さは一番でありたい」といった2点を語っておられたのを思い出しました。今回は黒いドレスを身にまとい、優雅で大人っぽく、ちょっぴり悪さも感じるステージで、青山なぎささんとともに葉月恋ちゃんの魅力がどんどん引き出されているなと思います。贅沢を言うと東京初日は正面からパフォーマンスを見たいものです…。

星屑クルージング~Starry Prayer

愛知公演Day1のLiyuuさんのMCを借りると「3年生になった可可」を歌った楽曲。Oh! レディ・ステディ・ポジティブがスクールアイドルに興味を持った可可だとしたら、水色のSundayはLiella!として活動を始めた可可。そしてこの星屑クルージングはいつの日か上海に帰る日が来るかもしれないけど夢を見続けたい。そんな可可自身に向き合った一曲だと思います。ぬいぐるみを抱えてトロッコに乗りながら遠くを見つめる儚げな表情が印象的でした。「ずっと一緒に ずっといてよ」は特定の誰かのことではなく、Liella!そのものを歌っているのかなと思いました。

そんな1曲を受けてすみれのStarry Prayer。後ろのモニターに2期9話「勝利のために」の映像がふんだんに用いられ、セトリの流れを見ても可可とすみれの絆の1曲だと感じました。1期序盤では等身大の女の子として芸能界でキラキラ輝く姿を夢見て、その中でLiella!に出会ってメンバーと切磋琢磨しながら一歩大人になったすみれが歌詞の中に現れていると思います。幕間アニメの「スクールアイドルのLiella!としてスッポトライトを浴びたい」と言うセリフがあったのが非常に良かったと思います。最後に可可が置いていったぬいぐるみをセンターステージで抱き上げる演出はぐっと来ました。

ソロ曲パート(2日目)

Eyeをちょうだい

幕間アニメの冬毬の「この後は確か姉者の出番でしたね」でワッと湧いた会場が印象的でした。とにかくかわいい!衣装が片方だけ肩出しで可愛いし、曲もそもそも絵森彩さんは可愛いし(絵森er)この曲のコールって前情報ありましたっけ?千葉から愛知にかけてサビでコールする人がグッと増えて、しかもいい感じに盛り上がるコールだから良いなと思いました。

ライブで聞いた上で曲本体の話をすると、この曲はEyeと愛がかかっている上に「I」もかかっているように思いました。そんなことを考えていると、ソロ曲パート後の幕間アニメで「Liella!のみんなで目標を叶えたいと思うようになって、今はそれが私の夢と言うか…」と語っていたのも効いてくるしよく2期の鬼塚夏美を丁寧に補完出来ているなと思いました。

茜心~ガラスボールリジェクション

赤を基調としたメイのドレスと黒を基調ときた四季のドレスがシンメトリーになっているのが面白いなと思いました。(千葉Day2の薮島朱音さんのMCより)この2曲、Cメロのメロディラインがほぼ同じなのですが、千葉公演Day2ではメイがセンターステージへ、四季がメインステージへ手を伸ばす振付で、愛知公演Day2ではメイが下手へ、四季が上手へ手を伸ばす振付になっていました。東京公演でも要チェックですね。特にガラスボールリジェクションのこのパートはガラスボールを飛び出すような振付があって手を伸ばす振付があるので2人の関係性が強く出ていていいなと思います。

ガラスボールリジェクションでは、スポットライトにより壁に大熊和奏さんのシルエットが映り、まさにガラスボールの中にいるような魅せ方が天才的だなと思いました。

イメージ

君を想う花になる~Free Flight

君を想う花になるは「誰のためっていう特定はしないですけど背中を押せてよかった」という話もありましたが(千葉2日目)、嵐千砂都が歌う方向の壁に11色の薄いライトが灯され、これはかのんちゃんに限らず部長として背中を押す一曲なのだと思いました。

ただ、このライブ上での演出は、背中を押す振付からFree Flightが始まるところにちぃちゃんかのんの文脈は強く感じた方も多かったのではないでしょうか。かつてはかのんに助けられてばっかりだった幼少期。「かのんちゃんの出来ないことを出来るようになる」と極めたダンスがLiella!の始動を助け、ダンスの大会に優勝したタイミングで普通科に転科してLiella!に加入。持ち味を生かして活動し部長に。この流れを曲で表せるのが「勇気のカケラ→Flyer's High→君を想う花になる」なのかもしれません。改めて、千砂都が誰かの背中を押す存在になっていることが良いなと思いました。

そこから始まるFree Flight。この曲はキーも高くそもそもの曲調も難しく、ちょっと心配な意味でライブパフォーマンスがどうなるのかと注目していました。ただそれは要らぬ心配でした。3rdの頃から成長していく澁谷かのんへのアプローチを模索していたように思いますが、それが一気に開花した瞬間を千葉公演Day2に見ました。衣装を風でなびかせて軽やかさを演出しながら、難しい楽曲をいとも軽々歌いこなす伊達さゆりさんに感動しました。夜明け前の情景にマリーゴールドのライトがマッチして、大サビで一気に青空がモチーフの映像に変わって、青空を「待ってる」ではなく自由に羽ばたいて自ら掴みに行くかっこよさを感じました。なお、ソロ曲歌唱時に着用していた衣装には「青空を待ってる」の本物の楽譜がデザインされているとのこと。びっくり。

長くなってきたので

この辺で一旦休憩します。みなさんも休憩しましょう。後半へ続く。

 

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