原稿用紙26枚目

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ひとりごと─2021年の絵の振り返りと今年の目標

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

 2020年は絵の振り返りをしていたので2021年分も一応やっておこうかなと思います。

自分としてのお絵かき2年目の2021年に描いた絵は落書き含めて約120枚。4月から1年目として描き始めた去年が約130枚だったのでちょっと少なくなったかなと思います。一方で1枚当たりにかける時間は各段に多く、徐々に妥協も少なくなっているように思います。そんな感じで、2020年に立てた目標がどうだったのか見ていきたいと思います!

ちなみに2020年の記事はこちら↓

collapiyo.hatenablog.jp

2021年の目標のおさらいと結果

目標にしたことを順に振り返っていきたいと思います。

「ポーズに向き合う」

 まず、ポーズはだと思います!2021年は棒立ち・硬いポーズを卒業しようと意識した年でした。備忘録も兼ねてだらだら書いていこうと思います。絵を勉強している方からしたら常識かもしれませんが「コントラポスト」という概念を知ってそれを自分の絵に落とし込めないか試行錯誤していました。詳しく知りたい方は「コントラポスト イラスト」などで検索すると分かりやすい解説が色々あるので見てもらったらいいのかなと思いますが、ざっくり言うと「体重の大半を片足にかけて立っている状態」のことを表す用語で、肩・腰のラインが平行にならずに反対向きに傾いてるのが特徴かなと思います。今は真正面で考えているから分かりやすいですが、手を挙げると挙げた側の肩のラインは上がるなども含めてちょっと体の向きに角度が付くと表現しきれないことが多くなる気がします。

 

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 これを意識的に訓練するには顔と胸元をアップで描くバストアップイラストばかり描いていては問題点が見えてこないのではないかと考えました。当然、魅力的なバストアップのイラストの中では見えにくい体重移動をきちっと描写しているからスッと頭に入ってくるのだと思いますし、この概念は重要です。一方で、お絵かき初心者の私が「知識を技術としていかせるか」の実践する時にはやっぱり全身描いてしまうのが一番分かりやすいはずです。余談ですが、上手い方でもバストアップイラストを描く前にも何となく全身の骨格を下書きしてから描きたい部分切り抜いて2段階目のラフをして…みたいに仕上げていくそうですね。

全身を描くことで発見されたこと

 全国1億3000万人中の2人ぐらいはいてほしい私の隠れファンであればもしかしたら気づいたかもしれませんが、2021年に描いたイラストは極端に全身イラストが多いんですよね。それはそういうことです。そんな感じで全身を描いているとマシュマロである助言を頂きました。「デフォルメ気味の絵が多いので普通の頭身の絵が見てみたい」と。自分としては「え?デフォルメ?」だったわけですよ。改めて作業を撮影して振り返ると、全身をキャンパス内に収めた上でキャラクターの面積を増やしたいがために変形ツールでめっちゃ上下に圧縮かけていることに気づきました。元々それぐらいの頭身の漫画に馴染みがあることも理由のうちですが、ただ面積を増やしたいためだけに圧縮をするのは理由になってないなと思ってある時期からそこもちゃんとした等身になるように矯正しはじめました。今後はどこに落ち着くか分かりませんが、まあそんなこともありました。こんな感じの提案は勉強になるので嬉しいですね。とはいえ「お前の絵はこうだからダメだ」系のご意見は「え~~~~~~~」ってなりながら見えなくしますが(?)いずれにしても、「何となくそうなってしまった」と「意図的にそうした」はきちっと区別することが大事なんだろうと思います。

「塗りに向き合う」

 こちらは自己採点ではかなと思います。1年前の2020年と比べると場数を踏んで洗練されてきた部分もありますが、これだ!という塗り方をイマイチ発見出来ませんでした。中旬にお題でいただいたキン肉マンのキャラクターを遊び半分で厚塗りで仕上げたのは自分の中でかなりプラスになったのですが、それ以外で特に革命的な成長は起こりませんでした。

 色の話や影の付け方の話も関連付けると自分がやりたかった「彩度 明度 色相」の使いこなしが出来るまでにはまだ至らなかったのもあります。どの色にどの色を組み合わせると見栄えがいいかは少しずつ経験で分かってきた部分もありますが、絵全体のプロデュースが出来るようになりたかったです。塗り関連で唯一進歩したと思うのは「影」です。今まで誤魔化しに誤魔化しを重ねて塗っていましたが、「自然影(=立体に見せる影)」と「落ち影(=光を物体が遮って出来る影)」が別物であるとぼんやり理解したところに大きな成長を感じました。もしかしたら陰影と言う方が一般的かもしれません。

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イメージ図

この考えをキャラクター絵に落とし込んだ時に一番威力を発揮するのは髪の毛を塗る時です。自分なりに解釈して何となくTwitterにまとめていたので貼っておこうと思います。あくまで私は今はこう塗ってますって話なので正解じゃないかもしれません。

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なちゅらる on Twitter: "今日のメモ"より再掲

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なちゅらる on Twitter: "メモ2"より再掲

このように、リアルに忠実になりすぎなくても影を付ける方針だけ決めておけばいいのではないかと気づきました。今まで本当に何となくやっていた影を塗るという作業に何となく光が見えて来た年でした。

「つながりを増やす」

 プロのイラストレーターやアマチュアだけど画力がバケモンの方々の絵を見るのももちろん大切ですが、自分と同じぐらいか少し上の人と繋がっておくとモチベーション維持にいいのでは?と思ってこの目標を掲げていましたが、これはこれまでのことを考えるとです!2021年は積極的にフォローしてフォロワーが100人ぐらい増えました。勝手にライバル意識していたフォロワーさんが急に上手くなってたら焦りつつも頑張るぞとなりますし、レベルが近いからこそ評価してもらえる場面が多くなった感じがしますしフォロワーを増やすことと当初のモチベ維持の目的も達成出来ていたのではないかと思います。これについてはまだまだ継続していきたいと思います。

 

2022年の課題

遠近感の話や目線の高低を攻めたことなどもっと書きたいこともありますが、とっくに年末は終わってるのでこの辺にして本年の目標を立てたいと思います。

色を勉強する

 先ほどの振り返りで完全に達成出来ていなかった「塗り」を細分化して「色」!2021年はこっそり他人の絵をじっくり見ていましたが、絵を見ようと思う根拠って実は線の綺麗さとかではなくてシルエットの正確さだと思っています。それをサポートするのは「色」ではないでしょうか?ぱっと見の印象の話もそうですし、視線誘導の話もありますし、色が絵に及ぼす力は非常に大きいと思います。最近は白背景でも魅力的なイラストによく出会います。光と影の表現力も掛け合わせてそういうのも描けるようになりたいですし、そのためには色使いを勉強したいと思います。

動きのあるポーズに挑戦する

 ポーズの基本形は100%理解していないにしても徐々に理解してきた感があるので、これからを体重移動を意識した動きのある絵に挑戦して行けたらいいなと思います。その中で更にポーズの理解が深まることを期待します。

つながりをもっと増やす

 これはもちろん継続です。フォロワー1000人ぐらい行きたいですね(現実的な目標)

 

あとがき

そんな感じで2022年もゆるく絵を頑張っていきたいと思います。温かく見守ってください!今年もよろしくお願いします!

 

なちゅらる(@clnct)