原稿用紙26枚目

SNSに書くほどではないことをこっそり投稿します。お気軽にご覧下さい!

【2週間で何とかなる(嘘)】燿城夜祭 ─かがやきよまつり─で個人フラスタを送りました

こんにちは。なちゅらるPと言います。この度は、2023年6月10~11日に開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 燿城夜祭 ─かがやきよまつり─」で、浅利七海ちゃんと井上ほの花さん宛にフラワースタンドを送りました!

 

主催/イラスト/デザイン:なちゅらる

 

 

 

 

今回はこのことについて書いていきたいと思います。

フラスタを出すに至った経緯

フラスタへの思いとアイマス意識の奪還

MOIW2023に向けて知り合いで初めて出そうとしていたフラスタも公式からの受取NGが発表されて頓挫し、自分の中でも不完全燃焼感が残っていました。そこからいくつかのライブに参加し、並べられた祝い花を見て「やっぱりフラスタっていいよな~」と漠然と考えていました。

そんな中2023年3月2日シンデレラガールズの新しいライブについて情報解禁!何と私の地元大阪でライブが開催されるとのこと。しかも出演者を見てびっくり。「井上ほの花」さんの記載が。おまけにイベントHPのご注意事項にはこんな記載が・・・。

本公演におきましては、「フラワースタンド」のお受け取りをいたします。

 

本公演におきましては、「フラワースタンド」のお受け取りをいたします??

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アイドルマスターのライブの楽しみの一つでもあるフラスタ。公演によって出せたり出せなかったりしてモヤモヤし続けてきましたが、出せる!しかも浅利七海ちゃんと井上ほの花さんへ初めて出せる!

 

 

 

──有志のフラスタ企画、参加するしかないじゃない…

浅利七海ちゃん役の井上ほの花さんへフラスタを送ることが出来る機会はこれが初めて。これまでの感謝の思いを伝えられればと思い、早速TLに流れてきた有志主催のフラスタ企画に参加しました。やったーーーーーーー!!

~完~

 

 

 

そこでふと考えたんですよね。

 

「前に他コンテンツで参加させてもらったフラスタ、確か送料込みでn万円とか言ってたなぁ…」

 

俺もその気になれば出せるよな……

 

まあ、この時点では考えただけ。何も動いてません。と言うのも、この時期のアイマスシリーズ運営も何ならバンナムそのものの動きも信者目線で見ても「ん?」で、魔法が解け…意識的に一歩引いた立ち位置でいました。そんな自分からフラスタを出す決定力がないまま、ずるずると5月中頃まで来ました。

井上ほの花さんの素晴らしさ

そんな中で、偶然、ナナシス支配人と喋る機会があって、自分にとってのナナシスの知識は上杉・ウエバス・キョーコ役井上ほの花さん。そして、Le☆S☆Caというユニットがあることぐらい。「そう言えば週末にLe☆S☆Caのライブあるよね。あれ浅利七海と同じ井上ほの花さんが演じてて~」と話題を振ったところ、2019年にキャストさんの声優引退に伴って交代して、残念な思いも抱えつつ、いざ井上ほの花さんのパフォーマンスを見るとその凄さと前任者へのリスペクトに驚いたという話を聞くことが出来ました。

思い返せば、絶対外せなかった初登場の10th 幕張2日目に落選して悔しい思いをしながらも配信で見た景色に感動したこと、10th ファイナル公演2日目でやっと見ることが出来た光景にも感動したこと、バンナムフェス2ndでシンデレラガールズの代表として出演して本当に嬉しかったこと、cg_ootd…と、これまで素晴らしい景色を見せ続けてくれた井上ほの花さんの偉大さと感謝を思い出しました。初めてフラスタを送る機会がありながら、受け身で居続けて良いのかと自分を奮い立たせました。決断したのが

 

2023年5月20日(土)

 

ん~フラスタって、2~3週間で出せるんでしたっけ?😐

 

物事は計画的にしましょうね、俺。

フラスタ企画始動

フラスタの要件

フラスタを出すのは人生で初めて。加えて時間が無いとは言っても人の目に触れるもの、観客も楽しみにしているもの。出すからには妥協したくありません。フラスタを出すにあたって実現したい要素をピックアップしました。

  • 自分で描いたイラストを使う。
  • 今回のライブらしさ。
  • 1人で出す。

順番に書いていきたいと思います。

自分で描いたイラストを使う。

そもそも私が絵を描き始めたキッカケの一つに、「シンデレラガール総選挙に人の心を動かす側で関わりたい」がありました。TLに素敵なアイドルの絵が流れて来た時、それまで興味を持っていなかった人も含めて「1票入れてみようかな」と行動するのを何度かみたことがあって、自分もそんな絵を描けるようになりたいなと言う憧れがありました。2020年には世の中は外出の自粛を迫られる状況となり、絵の練習をするならここしかないと決心して今に至ります。

みんなの応援や頑張りもあって第2回ボイスアイドルオーディションにて無事に1位。CVは井上ほの花さんに決まりましたが、この井上ほの花さんはファンが元々持っていた浅利七海ちゃんのイメージを損なわないように考えてくださるのだろうと思うほど、非常に演じるキャラクターのことをよく考えている声優さんだと思っています。その一つに、たまにTwitterで浅利七海ちゃんのイラストを巡回されているようで、私も何度かいいねして頂いたことがあります。元々、前述のきっかけから絵を描き始めた私にとってこんなに嬉しいことはありません。また最近は何故か声優さんの似顔絵を描くことが多くて、そのスキルも活用して憧れである「アイマスのライブ会場に並ぶキャストとキャラクターが描かれたフラスタ」を自分の絵で実現したい思いもありました。

出演のお祝いの気持ちに加えて、これまでの感謝のお返しの形としてフラスタがあるとしたら、ここは自分の絵で行きたいと決意しました。

今回のライブらしさ。

今回は浅利七海ちゃん役井上ほの花さんにフラスタを出せる初めての機会。これまで2年間の想いを込めるもよし、今回のライブに向けて作成するもよし。そう考えた時に、私は今回の燿城夜祭ならではのフラスタにしたいと思いました。フラスタは展示が終わったら撤収されるけど思い出には残る儚さが良いなと思っていて、このライブでフラスタを出せたんだって「燿城夜祭だからこのデザインにしたんだよね」と後で振り返ことが出来るフラスタにしたいと思いました。

1人で出す。

フォロワーや身内に声をかけて合同で出すことも出来ましたが、企画始動時期が終わりすぎ(自業自得)。他人の楽しみを預かり、他人のお金を使っておいて情報伝達がおろそかになって「予定のものが出来ませんでした」なんて通るわけもありません。それも理由の1つとしてありますが、理由として大きいのは「1人で出してみたいから」です。1人で出すフラスタには「開店祝いでありそうな名前パネルのみの簡易なもの」「イラストだけ上手なイラストレーターさんにお願いしたもの」と様々ありますが、「せっかく絵を描けるんだから全部やったら面白くね?」と思いました。デザイン、イラスト、発注まで全部1人でこなしたフラスタをライブの時にいきなり公開したら若干面白くないですか?関西人の悪いところ出てますね…。

 

まずはアイデア出し(5/20)

フラスタの絵は何故か描いたことがありますが、その経験則からイラスト単体の良さよりも花との連続性・繋がりが大事だと実感しています。また、描き進めてから手戻りすると時間が足りません。そこも意識しながらイラストの検討をしました。

俺くんは多分④が一番描きたいのでしょう


④の七海ちゃんは出演者情報の描きおろしイラストの衣装。かわいいね。

燿城夜祭 -かがやきよまつり- HPより

それと井上ほの花さんはインスタにアップされてたパンフレット撮影のオフショ!

 
 
 
 
 
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イラストデザインの検討(5/25~5/28)

衣装と大体のポーズが決まったところで、全体像を固めて行きました。今回のライブコンセプトは「お祭り」。それも単独として3年ぶりの声出し解禁!あと笑いと粉もんの大阪での開催!お祭り感や楽しさや大阪らしさを出したデザインにしたいなと考えました。

イデアから出来たラフ

ヨーヨーつりとたこ焼きを加えてお祭り感や大阪っぽさを表現しました。意識した点は、七海ちゃんの"前のめりさ"に井上ほの花さんもついて行く構図にしたところです。初めて貰えた歌「Let's Sail Away!!!」のイベントコミュで、計画派のマキノが七海と琴歌に振り回されつつも時には目の前の興味深いことに飛びつく「未知」へと進む過程を楽しむ面白さを再認識した流れがあったと思いますが、あんな感じで浅利七海というアイドルの存在が周りを牽引していくようなイメージで居て欲しいという想いも込めています。

 

5/21~5/24は何してたかって?

~5/25頃~
ぼく「実はフラスタ出そうかな~と思ってて」
作業通話イツメン「ええやん!どこまで進んでるの?」
ぼく「アイデア出したぐらいで止まってて」
イツメン「それ間に合うの?」
ぼく「え~間に合わんなぁ(他人事)」
イツメン「やれや。できるやろ。」
ぼく「はい…」

イラストに合うお花のデザインと注文(5/28~5/29)

イラストが固まりつつあったタイミングでこちらも。お花屋さんが決まらないと絵やパネルが出来ていても話になりません。色々調べてみても中々手がかりがなく、値段の安さよりも過去に大阪城ホールアニメ系のライブでパネル付きのフラスタを作成した実績の多いお花屋さんにしようと考えました。Twitter検索をフル活用した結果。

大阪梅田・心斎橋の花屋biotop(ビオトープ)|https://www.biotop.ne.jp/

こちらにお願いすることにしました。LINEで相談可能で、本当にざっくりとしてラフで参考価格をお伺いすると「オーダーメイドで30,000円~」と回答がありました。ちなみに私の場合は20分程度で返事がありました。予算を考えてラフの精度を更に上げました。依頼したイメージ図はこんな感じ。ここからお花屋さんから「ここはこんな感じでもいいですか?」など数回ラリーをして後はお任せ。

本依頼の際に実際に送付したもの

※画像は参考イメージなのでブログではモザイク処理しています

 

デザインについては、縁日の屋台を楽しんでいる2人夜空に上がる花火と自分の思いつくお祭りのイメージで行きたいと考えました。こんなタイミングで依頼してもまだ間に合うと言うことで一安心。周りのツイプラを覗いているともう3月4月からお花屋に連絡しているところも多く…。オーダーメイドでなければ発送の数日前まで受け付けている場合もあったりするみたいですが、まずはお花屋さんに相談ですね。

イラストの仕上げ、パネルの注文(5/28~6/1)

余裕を持つと遅くともパネルを6/2(金)までに注文しないと、お花屋さんに渡す日に間に合いません。という訳で、この期間は過去で一番真剣に絵を描き続けた週ですね。仕事もあるのでほぼ毎日3時寝、仕事の昼休み休憩も絵という1週間でした。

 

皆さんはご自宅での眠気を覚ます際寝る以外どうしますか???私は・・・

深夜ドライブ以外で口にするの珍しすぎるて。

 

線画を終えて下塗り

6/1(木)にここまで出来ました。あとは影を付けて・・・・お、ライブグッズが家に届いた!!アクスタかわいいね・・・。

アクスタ
ん??
???

 


待って急に解像度上がらないで!!!!!!

!!!!!!!!!!!!!

 

 

炭治郎市松模様じゃなくて矢絣だし、何か金色の柄あるし、☆と思ったら☆じゃないし…。時間に余裕を持って注文してたらひっくり返されるところだったのでこういうこともあるので動きが遅くてよかったかもしれません。ほんまか?

※無事に修正しました。

 

宛名プレート(6/1)

それっぽいよくあるものでも良かったですが、せっかくなのでここのデザインも凝りました。お花が花火イメージなのと、お祭りがテーマなのでそれらしき背景を自作しました。浅利七海ちゃんとして初めてのフラスタなので、Let's Sail Away!!!の3人をイメージした3色の花火に提灯を配置しました。

 

忠実なキャラカラーにすると配色が良くなかったので弄りました

宛名もお祭り感を出したいと思い、うちわに名前を入れる形にしました。「利」と「ほの」はフォントに対応してなかったので私の手書きです。

 

イラスト全体が完成。パネルの発注。(6/1)

お祭り感を出すための背景の屋台も拘りポイント!

パネルの発注先は息抜き時間で調べていました。全人類が使用している「プリオ」かフラスタに拘るオタクは利用しているイメージの「キンコーズ」。今回は時間がないので、年中無休課金したら即日発送してくれるプリオを選びました。あと防水加工のメニューがキンコーズには無かったので不安だったので(サーチ時間不足)

 

いずれにしてもパネルには「カットライン」というAdobe Illustratorなどで作成されたパスデータが必要です。カットラインに沿ってパネルが切り抜かれます。プリオは追課金したらプリオで作成してもらえて、キンコーズは店舗で店員さんに手助けして貰いながら作れるのだとか?印刷の仕上がりと対応範囲の諸々を見るとキンコーズを推したいところですが、プリオの早さとフラスタ作成レポートブログなどの実績数にはかないません。

 

www.oleshop.net

 

パネル到着、花屋へお渡し(6/3、6/4)

私の場合は6/1の深夜にデータ送信をしたので、6/2までに注文した扱いでした。台風の影響も気になるところでしたが、私の場合はきちんと届きました。

デカい段ボールに白枠のパネルが届きました!

お花屋さんに直接でもよかったですが、実物を見て安心したかったことから自宅にしました。確認が終わってお花屋さんへ持参しました。

ビオトープ様へ持ち込む私

丁寧に対応いただき、この場で代金も支払いました。あとはお花屋さんに任せるだけ。時間全然なかったけど終わったーーーーー!

 

5/20から始動して0から始めて実に16日間で全てが終わりました。もっと余裕をもって動きなさい。

完成したフラスタとご対面

今回の展示場所は会場内ではなく、「城見ホール」という小スペース。チケットを持ってなくても見学できるし、通常会場へ持ち込めないカメラを使用して撮影出来るのでありがたかったです。お花の香りを感じながら列に沿って進むと・・・・あった!

自分の送った祝い花を見知らぬみんなが撮影しているのを見た時点で胸がいっぱいになったところですが、雑なイメージラフをベースにちゃんと仕上がっていて本当に感動しましたし、お花屋さんに感謝です。

列に流れがあってみなさんの反応を眺めることは出来ませんでしたが、その後行った名刺交換の際にフラスタの感想を頂いてめっちゃ嬉しかったし、同担やFFならまだしも、FF外でその日初めて名刺交換した方からも「フラスタ出してましたよね!」と声をかけていただいてみんなちゃんと見てくれたんだな~と感激でした。本当にありがとうございます。

 

そして、この日出されていた浅利七海ちゃん関係のスタンド花の数は・・・・

 

 

7基!七海だけに!

 

有志を募って作られたフラスタ、少数に声をかけて作られたフラスタ、私のように個人で出された、どれが欠けても「7」にはならなかったわけですし、みんなの思いが「オンリーワンのミラクル起こせ! 」に。初めてフラスタを出せる機会にこんな結果になったの本当に良かったと思いました。

 

最後に

2週間でイラストパネル付きフラスタを1から企画するのは無理

まずこれ。当たり前です。1人でも気分的にかなりしんどかったです。これでイラストレーターに頼んだり周りの人間を巻き込もうものならもうとんでもないことになります。早く動いていたら困った時に誰かに頼ることも出来ます。企画は計画的に。

 

自分で作ったものがライブ会場に置かれているのは感慨深い。

1つ上に書きましたここに尽きますね。頑張ってよかったな~って思いました。作業通話で毎日深夜まで付き合ってくれたオタクたち。ありがとう!

 

最後にフラスタ特有の収支報告をしておきます。

 

収支報告
イラスト:0円
マクロスΔのライブ会場付近で頑張って描いてたら落として破壊したApple Pencilのペン先(4個入り):2860円
スタンド花:5万行かないぐらい
A2パネルの印刷と送料:5千円ぐらい
賛同金:0円
負担額:5万弱

 

以上です。長文を読んでくださりありがとうございました。

 

なちゅらる(@clnct