原稿用紙26枚目

SNSに書くほどではないことをこっそり投稿します。お気軽にご覧下さい!

ひとりごと─今年はこんな風に絵に向き合ったよ

今年のお絵かきの総括

 お久しぶりです!「ひとりごと」というカテゴリーを作って適当に投稿してもう5回目になります。今年の総括って言うと大げさですが、せっかく絵を描くようになったこともあるので2020年に絵について考えていたことを一気に書き記しておこうかなと思います。日中仕事をしつつ絵の練習をするとなると正直時間の制約が大きいのですが、その中でいかに効率よく絵の上達していけるかをぼんやり考えながら描き続けていました。あくまで自分の備忘録ですが、共に頑張って練習をしている人に参考になるところが少しでもあればいいなと考えています。ちなみに今年(4月から)描いた絵はだいたい130枚でした。(雑なのも含む)

 

2020年、絵を描く上で大切にした考え

「どうせ自分は絵が下手だし」からの脱却

 絵を描いてるとどうしても他の人と比べてしまい、自分が絵を描く必要はないような気がしてペンを置いてしまいます。しかし、それはすごく勿体ないと思います。一般論として「絵を描いてみよう」と考え、出来ないことに挑む姿勢は素晴らしいことですし、出来ないことに挑戦しているのだからそもそも出来なくて当然だと思います。

 そうは言っても実際問題、他人と比べてやる気がなくなってしまう現実とは切っても切れない関係にあるのも事実だと思います。そうした時にいかにモチベーションを継続的に維持するかが重要になってくると考えました。

 

①「自分の絵はそこそこいけてる」と思い込むこと

  一つ目は自分の絵をあえて過信することだと思いました。自分の絵が下手だと思って描かなくなるならその裏返しで自分の絵はそこそこ上手いと思い込んでしまうと良いのではないかと思いました。もちろん全肯定なんかしても自分の問題点が見えてこないので何の改善や上達にもつながりません。「確かに全体的に微妙な絵かもしれない、でもある部分は他の人と肩を並べているのではないか?」ぐらいに考えることにしました。

─思い込みの付随効果

 モチベーション維持の他にももう一つ大きな効果があります。それは、他者からの評価を恐れて絵を完成させないこと、ネットにアップしないことを回避出来るという点です。絵の上達を阻む要因は途中で絵の完成を諦めることではないかと思います。特にこの諦めは危険だと思います。何故なら、自分の今の問題点・課題が洗い出されないからです。絵の上達で大事なのは、決めた範囲でやりきり、仕上げたものにきちっと自分の中でフィードバックを行うことだと思います。私は、自分の絵がそこそこだと思い込むようになってからはネットに絵を上げるのを躊躇わなくなりましたし、描きかけで丸投げして仕上げないこともなくなりました。これが絵を少しでも上達させるために必要なことではないかと思います。

 今の話は完全に「私の場合は」ですが、みなさんも色んなやり方でモチベーションを維持しつつ絵を上達させていく方法を探ってみるのも楽しいと思います。

 

②「ここいいね」と言ってくれる人は大事

  さっきの思い込み論と関係あったりなかったりしますが、褒めてくれる周りの人は本当に大切にするべきだと思いました。やはり褒めてもらえることが一番モチベーション向上につながること間違いないですし、わざわざ時間を割いてまで絵を褒めてくれる人はかけがえのない存在だと思います。

 ちなみに今年は、自分も褒める側に回ろうと意識した年でもありました。これは別に他人に施すことで自分にもという見返りを求めている訳ではありません。漠然と絵を閲覧するのとは違い、褒めるつもりで絵を観察するには大きなメリットがあると思うからそうしました。そのメリットとは「その人特有の表現だったりこだわりだったりを見つけることが出来る」です。これが自分にはない表現や切り口だった場合、自分の絵にも活かすことが出来れば自分のステップアップにもなります。直接伝えなくても心の中で思うだけでもいいと思います。重要なのは他人の絵をよく見るというところです!

 

③「何かしっくりこないな」への向き合い方

  モチベ維持法の最後の一つは、自分の描いた絵のフィードバックの方法にあります。絵の上達において描きっぱなしではなくその絵と向き合うことが大事だと先ほども書きましたが、例えば「ポーズがおかしい」「左右反転させると崩れる」「服の表現が何となく変」「顔と体の比率がどう考えてもおかしい」…上げていくだけで嫌になります。さて、これらを改善するにはやはりきちんと勉強して描くことが全てだと思いますが、実際のところ問題だらけでどこから手を着けていいのやらという状況に陥ってしまうと思います。ですから、あえてこの中から1つだけ決めて次の絵を描いたり、描いた絵を修正することにしていました。状態としては「ポーズも服も比率もおかしいままだけど、左右反転しても大丈夫な絵」とか、「目だけ拘ったけど後は知らない」とか。問題点がたくさんある状態には目を瞑り、その中で1つだけに向き合うようにしました。

─例えばですけど

 私は家の用事が掃除、洗濯、食器洗い、翌日の準備とたくさんある状態だとどれからやろうかなと迷ってる間に時間が経過して何もせずに1日が終わった…なんてことあるあるなんですけど、これを「ほかは知らんけど今日は掃除をやる!」と決めてそれ以外は放置するけど長い目で見たら全部片付けることが可能なんですよね。絵もこれと同じじゃないかと思います。問題点をずらっと並べるだけだとその多さに嫌気がさして結局惰性で成長のない絵を描き続けることになりますが、その中で1つだけ取り上げて向き合うことで徐々に問題点が潰れて一歩一歩ずつ成長していけるのではないかと考えました。「千里の道も一歩から」なんて故事も ありますが、まずは出来るところから努力していけばいずれは大きな成果につながると信じています。

 改めて、今年描いた130枚ほどを1から見直してみましたが、今見ると「これはないなぁ」と思う絵もたくさんありました。言い換えてみると、問題点に蓋をして少しづつ進んでいたからこそ今そう思えるのかもしれません。一方で、そんな絵にいいねだったりRTだったり、中には褒めてくれたりしてくれていた方々には本当に助けられたなぁと思います。

 

全体として

 これらはあくまで「私の場合は」ですので、ほとんどの人に当てはまらないと思います。ですが、向き合うべき課題はきっと同じかなと思います。参考になる部分が一つでもあれば幸いです。

  偉そうな理論を言ってはいますが、まだまだ周りと比べるとだめだめな部分が殆どなので来年もコツコツ頑張っていきたいなと思います。

 

来年の課題

「ポーズと塗りに向き合う」

 特に蓋をしていた問題点がこの2つです。一回取り掛かろうとしたこともありますが、まだまだなところもあったので2020年はすぐに結果の得られる部分を中心に改善しようとしていました。来年こそはこの難しい分野に向き合おうと思います。

「つながりを増やす」

 最近はSNSの人間関係が固まりつつあるので、積極的に既存のフォロワーに絡み、積極的にフォローをしていこうかなと思っています。絵の練習に励む他の人からはやる気や刺激を貰えますし、自分の絵を見てもらえる人数は一人でも多い方がいいに決まっています。もう何年もそういうのから逃げていたので来年こそは頑張ろうと思います。

 

長い記事もあっという間ということで

一度、自分の絵に対する取組みをアウトプットしておきたかったので年末というタイミングで長々と書いてしまいました。これからも日々努力し、自分が絵を描く目的を達成出来るようになりたいなと思います。長いひとりごとでした!

 

なちゅらる(@clnct)