原稿用紙26枚目

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遠藤正明『東名阪ツアー 2018 生誕祭』@大阪公演-感想-

こんにちは。なちゅらるです。

9月2日に梅田クラブクアトロにて開催された、遠藤正明さんの初めてのバースデーライブツアー「遠藤正明 2018 生誕祭」に参加してきました。

 

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私は、遠藤正明さんのソロ名義の活動としては「城北公園フェア2017」以来の現場で、単独ライブは今回が初参加でした。初めての単独に加えて初めてのオルスタで不安もありましたが、最高に熱い2時間でした。いつも通りセトリから振り返って行きます。

メモを取ってた訳じゃないので、一部ミスがあるかもしれませんがご了承ください。

 

 

セトリバレ注意

 

 

 

 

 

セトリ

1.エンジン(日替わり曲?)

2.孤独のDreamer

3.SCRAP & BUILD

4.CIRCUMFLEX

(MC)

5.キミノモトヘ

6.東京スキャンダル

(MC)

7.YAKUSOKU NO MELODY(日替わり曲?)

8.ランナーズハイ

9.NO MORE GOODBYES

(MC)

-Back to the boy's hoodのコーナー-

10.ヘルター・スケルター(The Beatles)

11.ジェイル・ハウス・ロックElvis Presley)

12.ハロー(Adele)

(MC)

13.Vital

14.侍ハリケーン

15.LIFE(日替わり曲?)

16.Jumping on the Monster Beat!!

17.SPEC

 

En1.FIRST COMES ROCK

(MC)

En2.CLOWN

(MC)

En3.勇者王誕生!

 

「全体の感想」

・パワフルな51ちゃい、遠藤正明

 歌声はもちろん、容姿も!かっこいい。こんなにかっこいい51歳が他にいるのでしょうか?熱い曲をここまで連続で歌いきるなんてプロでも普通は出来ないことだと思います。スタンディングということで、普段のライブの最前くらいの距離で鑑賞できましたが、高音の天井を貫く感じ、シャウトには鳥肌が立ちました。あとは筋肉。照明の加減で腕に影が出来たり出来なかったりしてましたが、ただのキン肉マンでした。

 

・生誕祭ならではの選曲が魅力的

 MC中に「生誕祭では普段やらないようなレア曲を歌う」と言った話がありましたが、その通り。もちろん勇者王誕生!のような定番曲もやっていますが、全体的に他ではあまり聞けない(過去にもあまりやってない)曲が敷き詰められていました。ファンとして、定番曲ももちろん好きですが、ベストアルバムにだけ入っているような曲にも大好きな曲が多いので「嬉しい!」の一言です。他には、カバー曲を歌うのも魅力の一つだと思います。

 

・観客

 合いの手やノリが完璧で最高でした。演者がどれだけ熱いパフォーマンスをしても、客側も熱くならないと始まらないのがライブ。その点でいうと100点満点のファンでした!

 

長い前置きになりましたが、ここからちゃんとした感想を。

 

「感想」

 梅田クラブクアトロはもちろん、オルスタが初めてだったのですごく不安でした。当日着いてみると、長蛇の列が…隣の歌舞伎でした。それはさておき、開場時間前に建物の10階に上がるように促されました。10階のエレベーターの横にある階段で整列する方式のようでした。

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こんな感じに。ここら辺は8Fくらいだったかな

 

 若い番号はきちんと整列出来るように幅を持ったエリア設定、徐々に番号を重ねるごとに狭くなって半階に50人押し込められる形で待機でした。クーラーが無いので暑い…

 開場してから若い順に案内されていってスペースが空けば上の階へ詰める感じでした。いよいよ入場。ワンドリ600円を支払い、先にお水と交換。流れで会場に入りました。

 

 クラブクアトロの配置は前方がスタンディングエリア、中段がテーブル付きの1段高いエリア、上段に同じようなもう1段高いエリアという3層構成です。だいぶ遅い番号で入ったのですが、前方が空いてたので失礼しました。

 

 いよいよ開演時間。Stevie Wonderの「Happy Birthday」をBGMに配置につくバンドメンバー、そして遠ちゃん。東京公演のセトリは全く見ないように過ごしてきましたので何の曲か来るか分からない状態。聞こえてきたイントロはV6遠神のリード曲「エンジン」!50歳の時に発売されたこのアルバムに収録されたこの曲の歌詞にはどこか「歳は関係なくまだまだやれる!」というメッセージを感じさせてくれるので、BDLの1曲目に持ってきてくれて嬉しい限り。サビ終盤の「nobody can stop me」はみなさんコールしてて好きでした。

 連続で来た2曲目はまさかの「孤独のDreamer」!!前曲のingのドリーマー!!にかかってるのかななどと考えながらめちゃめちゃ高まってました。生バンドでこの曲を聴けるとかもうこの段階でチケ代分は回収できた気分でした。余談ですが、Amazon musiciTunes(訂正)」とかで購入出来るので知らなくて気になる人は聞いてください。

 お次は「SCRAP & BUILD」から「CIRCUMFLEX」。サビのファン側のコールで会場の一体感を感じられて良かったです。

 

 MCは本当にメモってた訳じゃないのでどこでどの話があったかまでは覚えてないですが、記憶を辿りつつ。「雨は降ってた?来るときに止んだ?やっぱりね」のような話をしつつ、今回のバースデーライブの位置づけの話に。従来は誕生日の8/28に東京で毎年開催していたのを、今年は初めて3都市ツアーの開催。普段は平日に開催されて来れない人もいることだろうけど、大阪と名古屋は日曜日ということでたくさんの人に来てもらえるとかなんとか。この生誕祭というのは、普段はあまり歌わない曲も歌う場で「さっきの曲ももうレアだよね。情熱ガンガンの方は歌うけどこっちは100万年ぶりに歌った」などとオタクのような誇張表現に笑いながらも選曲理由へ。なんでも藍井エイルさんと上海で一緒になったときに(BILIBILI MACRO LINK?)に「カラオケで絶対にこの曲を歌う」と聞いたからだそうです。うーん信頼。

 そういうレア繋がりでお次はJAM Projectの曲を歌うということで「SKILL歌おうかな」という呟きに会場が湧くも「あれは最後に歌う曲だから」と笑顔。この辺りで、来年のJAMのライブや次のベストアルバムが決定している話もありました。「JAMはJapan Animationsong Makers Projectだからタイアップで手掛ける曲の全てがベスト」といった趣旨の発言もありましたが、その中でも日の目に見ない曲もあるそうで。そこで歌うのはパチンコ海猿の曲である「キミノモトヘ」。遠ちゃんソロとは、これはこれでレアなのでOKです!何でも、JAMのとある公演の退場時に流れていたとか。遠ちゃん曰く「流したやつセンスいいな」と思ったようです。誰がやったか問い詰めてはいないみたいですが。何でそう思ったかって多分作詞作曲遠藤正明だからですかね。それはそうと、サビの「誰だって 側に居たくて」の「だって」「たくて」の鼻から発声する感じがすごーく良かったです(語彙力)。お次も遠藤正明作詞作曲の「東京スキャンダル」。この曲は最新のオリジナルアルバム「TOKYO DIVE」に収録された曲で、近代的で魅力的な世界に羽ばたく東京をテーマにした表題曲とは少し違う雰囲気。同じ東京をテーマにしながらも危険な恋の駆け引きをテーマに作ったのようなことをリリイベで語っておられた記憶があります。「BAD CITYの話だったかもしれません」そんなこの曲も、今夜限りはスペシャルバージョン。曲終盤の方だけ「東京スキャンダル」を「大阪スキャンダル」に替え歌で歌ってくださりました。高まる。

 

 その曲が終わった後、「ここでバラードを1曲」と遠ちゃん。Carry onとかForever Friendsとか歌って欲しいなーとか考えていると「遊戯王5D'sの曲から…YAKUSOKU NO MELODYという曲を」。このライブで一番テンションが上がった瞬間でした。周りもすごい湧きようでしたが、後でセトリを見ると東京では歌ってないんですね。キーボード伴奏で歌い出し、「流れ流れまた季節は過ぎてくり返す…」で一瞬フェードアウトしてから青山英樹さんのドラムで「泣きたいときはほら」と入るところが圧巻過ぎて言葉を失いました。

 

 この分量で書いてたら永遠に終わらないのでテンポアップ。「ランナーズハイ」この曲はピアノイントロからしっとり始まってサビまでに盛り上げてから「行けるはず」でMAXに持ってきて「走れ…」で落とすのが大好き。次は「NO MORE GOODBYES」。この曲はスタンドマイクでしたっけ?エフェクトがすごかった。

 

 ここから「Back to the boy's hood」のコーナー。生誕祭初参加の人が多かったこともあり、「普段こんなことをやっています」「洋楽と邦楽を交互にやっていて今年は洋楽の年」という概要の説明がありました。「完全にうちらが楽しんでるだけ」という話も出てましたが、遠ちゃんが楽しくやってくれるならこちらも楽しいです。知らない間に捌けていたバンドメンバーがなんと「コスプレ」で演奏するそうで、これがいつからか恒例になっているとのこと。洋楽を全く知らないので割愛させていただきますが、低クオリティなコスプレを紹介するシーンの茶番感は最高でしたし、普段の曲ではあまり聞けないような音域の声、後はプレスリーの時のメンバーと遠ちゃんのダンスなどはとても面白かったです。あとはミニオンのコスプレをしてメガネが曇って叩けなかった人とかも良かったですし、ラオウも良かったです。

 どこで挟まれた話かは忘れましたが、遠藤正明は漁師の三男坊として生まれ、一番がたいが良かったということで、父親が早くに亡くならなければ跡継ぎになっていたかもという話がありました。亡くなったので「好きなことをしていいよ」と言われ、ある意味ラッキーだったと。「モテたい、目立ちたい、お金持ちになりたい」で音楽を始めたものの、51歳になってようやく「モテない」\えー/「目立たない」\えー/「お金も無い」\えー/が分かったそうです。またまた~。でもみんなのお陰で歌を生業に出来ているというまじめな発言にはぐっと来ました。

 

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 お次は入り口で配布されたこの団扇に言及。この殺戮の天使というアニメの主題歌を、久々にアニソンシンガーとして依頼された話がありました。ほかの人が作った曲をタイアップで歌うのは久しぶりだそうです。この「Vital」すごくいいですよね。生バンドで聞きけてよかった曲。すごく遠ちゃんの音域にマッチしてると思うし、サビの「真っ白に」の伸びが良いです。

 そろそろ終わりかなーと心配していると『ここからノンストップでいくぜ』と。高まる。まずは「侍ハリケーン」。CIRCUS MANの収録の曲では一番好きかもしれないです。アコースティックじゃなくてオリジナルのバージョンで聞けて嬉しい限りでした。サビ終わりのピストルの物まねからの銃口の煙息で吹く仕草が良かったです。続けて「LIFE」。この曲も前向きになれる好きな曲です。サビでワイパーがあるのは知らなくて楽しかったです。お次は「Jumping on the Monster Beat!!」。「Na Na Na Na Na」を含めてみんなで歌う部分が多くて楽しい曲です。

 そして最後の曲は「SPEC」。これも大好きな曲なので聞けて嬉しかったです。「I want you know your SPEC」\ハイ/が好き

 

 ここでいったん終了。アンコール。衣装を物販の白Tシャツに着替えて再登場「FIRST COMES ROCK」を熱唱しました。この曲もコールが楽しいですね~。

 ここでMC。「51歳になってつらいことや苦しいことを楽しいことに変換する力を身に着けた」という話があり、序盤にあった父親が亡くなって好きなことが出来たのはある意味ラッキーだったという考え方もその一つなのかなと思いました。そこで「楽しいことに変換出来なかったら歌を聞きに来てください。(コスプレみたいな)馬鹿なことやってるな~って笑いに来てください。」という趣旨の話がありました。本当に遠藤正明さんには人を勇気づける力があると感じました。そのMCの流れで次の曲は「CLOWN」。構成が天才ですよね。この曲は地味にJAM Project名義なんですが、JAMではまずやらないのでここで聞けて良かったです。最後はもちろん「勇者王誕生!」。

 

「みなさん、あっさりかこってりどっちがいいですか?」 \こってりーー/

 

ガガガブートキャンプがここに始まりました。サビの「ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!」をみんなで歌うのがライブの定番です。コール&レスポンスで女子男子、10代20代と順番に振っていき最後はみんなで喉が枯れるまで合唱。

 

遠藤「女子ー!いい…いい…もう一回!いい…」

遠藤「男子ー!  ?!   …圧がすごい!女子ー」

遠藤「いい…」

 

の辺りが面白すぎました。

 

「最後に」

 そんな感じで2時間弱(1時間45分くらい?)のライブが終了しました。本当に楽しかったです。今年1,2を争う満足度でした。

 あとは、今年もクリスマスのCANも開催するようで(もしかしたら大阪も?)ぜひ参加出来たらいいなと思っています。

 

次の現場でお会いしましょう。

以上。

 

Twitter:@clnct

 

※この記事の初出はこちらです。

ブログ引っ越しに伴い移設しました。