みなさんお久しぶりです!今回は、2022年9月3日(土)と4日(日)に開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS LIKE4LIVE #cg_ootd」に参加してきました。無事両日参戦でした✌
早速行ってみましょう。
10thを終えた今、期待するところ
まず余談
今回のライブはデレステ7周年の日の開催でした。ちなみに、私が人生で初めて現地で参加したライブがデレ4th神戸で、この時もデレステ1周年の2016年9月3日(土)と4日(日)でした。なのでちょうど初参戦から6年です。そんな自分にとって区切りのいいタイミングにこのライブに参加出来たことに感謝しております。
10thを終えたシンデレラガールズのこれから
そんな自分の中の話はほどほどに皆さんにも共通の話で外せないのが、#cg_ootd はあの伝説的な規模で開催された10thファイナル公演の次のイベントだったというところです。あれだけ壮大にイベントを行ったのですから、次のイベントはシンデレラにとって重要な公演になることを期待していました。実際に、ライブ中にも「11年目で新たな1年目」のような話もありましたし、製作側にもその思いがあったように思います。
何故私が10thという区切りにここまで拘るのか
10thと言うと何回か言ってますが2015年に開催されたM@STERS OF IDOL WORLD!!2015の話は避けられません。当時は765のオタクとして見ていましたが、ムビマス辺りからこのライブに向けての集大成感があまりにもすごくて、祝福の気持ちとともに「ここで終わってしまうのか」と不安な気持ちもありました。実際に展開はこれまでより消極的になり、11thライブは開催されず、今日に至るまで開催された単独ライブは2018年の初星宴舞と2022年のSUNRICH COLORFULの2つだけでした。初星が発表されるまでの間本当に寂しかったです。
10thで未来を見せてくれたシンデレラ
だから、シンデレラガールズが10thファイナルの初日に10周年記念アニメの一部が公開され、さらには2日目に「新たな総選挙(Stage for Cinderella)」やU149のTVアニメ化プロジェクトが発表されたことが本当に嬉しかったです。10thはゴールじゃなくて通過点なんだって言ってくれているようで。だから、#cg_ootd では新しいシンデレラガールズを見せて欲しいなと思っていました。例えば演出家を変えるもよし、これまでやってこなかった何かに挑戦するもよし、そんな攻め続けるシンデレラガールズを体現するライブになって欲しいなと思っておりました。ここの話、誤解して欲しくないのが、765は何もないところから10周年まで走り切って今も活動しているのがすごいと思いますし、当然765が無ければシンデレラガールズの今はないです。それは分かっていて、ただ11年目以降の765をもっと見たかったという思いから来る感想です。
#cg_ootdはどんなライブだったかと言うと
ここ最近のライブの流れはざっくりとこんな感じではないでしょうか?
- ライブ専用の衣装を着て全体曲を披露してMC
- MCを挟みつつ大体揃っているメンバー+αでユニット曲・ソロ曲
- アンコール(周年衣装に着替える)
- お願い!シンデレラ
それを殆ど全部崩してきた初日
思えばデレステ2周年曲のイリュージョニスタ!では「変わらなければ やがて朽ちてく」と歌っていますし、3周年曲のガールズ・イン・ザ・フロンティアでは「だから 拓け! 」というように、デレステひいてはシンデレラガールズは常にそこを意識してきたのではないでしょうか。
今回のライブは、開幕してから5曲連続歌唱。そこから久しぶりにコーナーを挟みつつ、オリジナルメンバーがいるいないに関わらず#cg_ootd に近い色んな楽曲、未披露のソロ曲、未披露の新ユニット曲を披露しました。最後には完全新曲を2曲披露!アンコール明けはキャラクターのイラストが描かれた衣装を見に付けてステージに再登場し、最後におねシンを歌わないというこれまででは考えられない構成となっていました。「シンデレラは一歩先へ進んだけど君はいつまでそこにいるの?」とか新時代と言っても過言ではない大暴れした構成だったと思います。
ここに対して賛否(というか申し訳ないけど否は本体をほぼ見てないんですよね。意外とみんな順応性高い?)があるのは分かりますが、10thツアーという集大成を終えた後で周年ライブではないからこそ出来るライブだったと思います。ちなみに今回の出演者は新曲を持っている演者さんが中心で、きちんとここで披露すべき曲は披露していました。そもそもが歴史の重みを出すようなイベントではなかったのです。やることをやった上でカバー形式でオリジナルメンバー不在で様々な楽曲を披露していたのが評価ポイントではないでしょうか。
カバーについても賛否はあると思いますね。しかし、「このユニット曲は、このソロ曲は〇〇のための曲」と言われても申し訳ないですが「10thツアーまでに何回かちゃんとやってますよね?」って言わざるを得ないです。「型破り」とは型があるから型破りなんだという一般的な話も思い出しますが、もしも、やるべきこともやらずにアレンジに手をつけるなら「形無し」です。10thまでにやるべき基本形をそこそこ(完璧とは言ってない)やってから新たな可能性を見せてくると流れは良かったと思います。こんなカバーは本家を蔑ろにしているという声があったらこう言います。「本家があるからこのカバーが成立する」と。この曲はどんな曲かをみんなが知っているからこそ新しい組み合わせが新しい演出として成り立つのです。そこにオリジナルメンバーのすごさがあるんじゃないかと思います。その上で、デレマスをよく知ってる人ならニコっと出来るようなユニットが紛れていたりした点も良かったと思います。
それに、周年立ち位置ではないイベントまで「これまで守り続けてきた文化」に囚われてしまうのは非常に勿体ないと思います。シンデレラガールズの良さは変わらない文化と変わり続けていく文化の2つを持っていることなんだと思っています。だからこんな"型破り"な演出は大歓迎です。
でも2日目にちゃんと押さえるポイントは押さえる
そんな新しさと攻めの姿勢を見せ続けた2日間でしたが、最後は「あの曲」としてお願い!シンデレラで締め、大橋彩香さんの「アイマスー!」で閉幕したのは点数が高かったと思います。10周年で終わらず、まだまだ攻め続けるという運営からのメッセージを感じつつも「きちんとやる時はやる」ことをアピールしたのがこの選曲と人選だったと思います。今後のライブがいつまでもこんなごちゃ混ぜなら流石に違うだろと言ってしまうかもしれませんが、新たな1年目に#cg_ootd のコンセプトの下にシンデレラの運営姿勢を示したことに大きな意味があるのだと思います。その証拠に、最後に2か月後の大型ライブが発表されました。そこにはシンデレラバンドにストリングスを迎えた「シンデレラストリングバンド」がゲスト出演するようです。結局大事なのはこういうことですよね。周年立ち位置のライブはきっちり押さえて、サブのイベントでは挑戦もしつつ新曲を披露していくという自分の理想形でした。
ライブ未披露曲を中心披露し、古い曲もアレンジしつつ、完全な新曲も初披露。初日はど定番のおねシンなしで「新たなシンデレラの一歩を踏み出す」としてBrand new!で締めて、2日目の最後の最後にはお願い!シンデレラと大橋彩香さんが構えているというまさに私が見たかった構成でした。「10thを通過して更に1歩先へ進み始めたシンデレラガールズが最後にこちらを振り返って取り残されそうな人に手を差し伸べる」そんな2日間だったと思います。
最後に
今回はライブ全体の構成とか演出とかそっちの話ばかりだったので、時間があれば初日のお話も書きたいと思います。以上です。