原稿用紙26枚目

趣味のライブやオタクコンテンツについて長々と語ったり、Twitterに書くほどではないひとりごとをこっそり投稿します。お気軽にご覧下さい!

対バンって結局何?「SETSUNA BEAT」初日の感想

 こんばんは。2022年8月13日に開催されたシャニマス初の対バンライブ「283PRODUCTION UNIT LIVE SETSUNA BEAT」のDay1に参加してきたのでライブの構成の話ユニットごとの感想を書きたいと思います。

シャッターを押すタイミングでちょうど切り替わるデジタルサイネージ

ライブまでの不安と実際のステージ

対バンとは、そこへの期待は

対バン(たいばん)とは、ライブイベントにおいて複数の出演者が入れ替わる形でステージに立ち、共演すること。(Wikipediaより)

 アイドル用語で辞書にはない概念的なものなのでやむを得ずWikipediaから引っ張ってきました。要するに規模が小さめのフェスみたいなものですね。決して楽器を持って歌ったり生バンドでライブをする意味でもありませんし、出演者同士が直接対決するわけでもありません。まあ、シャニの主要客層である若者ならいちいち言わなくとも分かりますよね。

 いきなり記事タイトル回収しましたが、こういった形態であることで期待したいのは「ユニットらしいステージ」です。きっと時間や曲数の条件が決まっていて、それを各ユニットどう調理するかが見どころになると思います。そういう意味でちゃんとやってくれるか少しだけ不安でした。

実際のステージは?

 SETSUNA BEATは、まずはユニット曲が4曲ずつ順番に披露されるライブでした。全体曲から始まることもありませんでしたし、初めから全員がステージに立って「私たち~シャイニーカラーズです!」もありません。

 アルストロメリアが登場して1曲披露。そしてMC。またユニットで曲を披露・・・と言ったようにきちんとやるべきことをやってるんですよね。偉い。次は放課後クライマックスガールズの出番でしたが、これまた偉すぎます。"アルストロメリアに続いて放クラです"となると、じゃあ1曲目にユニット曲の原点であるアルストロメリアをやったからこっちは夢咲きAfter schoolから始まるのかな?と容易に考えるのも一つです。しかし、始まったのはよりみちサンセット。そんなことある?これが大事なんですよ。「フリーの4曲枠をどう使うか」がユニットごとに違うのが醍醐味なんです。ぶち上がる曲から始まるユニットもあれば、しっとりと始まるユニットもある。しっとりとした曲で終わるユニットもあればその逆もあります。なんならMCを挟むタイミングすら違いました。そこにユニットらしさが表れていたと思います。今思うとシャニマス運営に不安なんて必要なかったですね。

 たまたま縁があってフェスに何回か行ったことがありますが、大抵「1アーティスト数十分+前後ステージ転換時間」みたいに決まっててその使い方がアーティストごとに違っているのが面白いんですよね。例えばあるアーティストはMCなしでぶっ通しで7曲披露したり、あるアーティストはリハではショート尺で1曲歌って、本編ではその曲を歌わずより多くの曲を披露するとか色々ありまして、今回のSETSUNA BEATにはその要素をすごく感じました。「対バンって結局何?普段もユニットごとにステージに立って2曲ずつ歌ってるじゃん。」と考えてしまった方は、各ユニット4曲ずつ披露して、全体のその中の選曲やMCが今回の特徴だと思っていただいても良いかと思います。

不安要素だったシャッフルパート

 4月のライブが終わり、5月頃に早速シャッフルパートがあることが発表されました。こんなところで嘘をついても仕方ないので本当のことを言いますが、正直「えー・・」と思いました。それは概ね下記の理由です。

ユニットごとの魅力をライブ内で表現しきって欲しい

 シャッフルパートがある分、単純にユニットパートで披露出来る曲数は少なくなるでしょう。もしも、シャッフルのせいでユニットの持ち曲を2曲程度しか披露出来ないなら、普段のライブやこれまでの季節のイベントとあまり変わりありません。ユニットライブと言うのであればそれ以上のボリュームでやって欲しかったですし、この発表を少し不安に思いました。

まだシャッフルしないでほしい曲がある

 自分の中での話です。これは私の勝手な拘りではあるのですが、カバーするなら一回きちんとライブで披露してからだと考えています。シャニマスのユニット曲は特に、メンバーがいて曲があります。時には揃わないこともありますが、やはりきちんとフルメンバーが揃ったステージ用意して欲しいと願っています。中には上手くことが運ばなくて、そういう意味でまだちゃんと披露出来ていない曲もいくつかあります。そんな曲がシャッフルに取られて、オリジナルユニットが披露するチャンスを逃したら…そう考えると不安だなと正直思ってしまいました。

みたいなことを考えてたのにめっちゃ楽しかった

 これらの不安要素がありながら本当に楽しかったです。最初に4曲もまとめて披露するパートがあり、「これに加えてシャッフルパートもある」のような受け取り方が出来たのが大きいでしょう。シャッフルパートではまずユニット丸ごと持ち曲を入れ替えるものやユニットの垣根を超えた新たな組み合わせもありましたが、ここも対バンというかフェスのお祭り感があると当日に気づきました。例えば、バンナムフェス1stのDRAMATIC NONFICTIONとか、同じく2ndのBeyond The Dreamのスペシャルコラボを想像してもらえば分かりやすいかと思います。そういうこの場限りのパフォーマンスが見られる面白さがあったことも楽しめた要因だと思いました。

 それに、何と言っても「ユニットパートで披露した曲もシャッフルで改めて歌われることがある」というのは次回のMUGEN BEATを楽しむ鍵となったでしょう。シャッフルに選ばれたからと言って本家が歌うのは邪魔しない。私が心配していたことは全く起こらないというわけです。シャニマスシャニマスに詳しい人がライブを作ってくれるからいつでも安心して見れるということをすっかり忘れていました。

 

ライブの仕組みの話はほどほどに簡単に良かった点を

アルストロメリア

 残念ながら1人欠でしたが、堂々とトップバッターを飾ってくれたと思います。Anniversaryのスポットライトの演出で光が3本あって真ん中に甘奈の場所があったのが本当にいいなと思いました。同じく東京ガーデンシアターで2人(この時は千雪不在)で歌ったAnniversaryは光が2本だった気がするので偶然にしても考察が捗るなと思いました。まあCD音源使って3人で歌うかどうかの違いではありますね。

 ユニットパートでもトップバッターで、中身が分からないシャッフルパートでもトップバッターだったのでいい仕事してるなと思いました。Happy Funny Luckyは本当に来ると予想しているはずもなく、ただただびっくりしました。意外と似合いますよね。それと、単に真乃の代わりに〇〇、めぐるの代わりに~みたいなパート分けをしているのではなく、新規で割り振っていたように思いました。きっと歌詞ごとに歌うべきアイドルを考えてのパート分けだったのでしょう。前から2列目だったから見えた景色は割愛しようと思いますので薄い感想しかなくてすみません。

放課後クライマックスガールズ

 初日の見どころはもちろん放課後クライマックスガールズが5人揃うところでした。揃ったことに加えて選曲が素晴らしい!まずは1曲目のよりみちサンセット。この曲は2020年5月の開催が中止になってしまった本来の2ndライブではきっと5人で披露出来ていた曲でしょう。その後にあったMUSIC DAWNでは5人で披露されていますが、いつか観客を入れた単独ライブで披露して欲しいと願っていました。やっと実現したのがこのSETSUNA BEATで、それも「盛り上げ隊長」を任された彼女たちの1曲目がこの曲でした。めっちゃ良くないですか?

 放クラは全身全霊、元気いっぱいパフォーマンスするだけじゃなくて、学生と言う限られた時間の切なさとか、その時間とのお別れがさよならじゃなくて「またね」だとか。そこが放クラらしさだと思います。改めて、「放課後クライマックスガールズ」ってすごくよく出来たユニット名だなと思います。だから放クラのステージの1曲目にこの曲が来たことが素晴らしいです。時間経過の切なさを感じさせるよりみちサンセットから始まり、その切なさも、一歩未来へ進むこともどっちも優しく包み込んでくれる拝啓タイムカプセルを連続で披露したことの大きさと言ったら、言葉に出来ませんよね。そもそも、拝啓タイムカプセルにはよりみちサンセットを感じるメロディが隠れていたり、意識して製作されているものです。だからこの2曲がセットになって、それも5人で披露されたことだけでもSETSUNA BEATが開催された意味があったのではないかと思います。

 拝啓タイムカプセルの話で外せないのがXmas Party -Silent night- DAY2と4thでしょうか。クリパではコーナーのみの参加だった永井真里子さんが事前収録の映像をリアルタイムの映像に組み合わせて5人で一緒に歌っているような演出がなされました。その時歌われた2曲のうち1つが拝啓タイムカプセルで、奇しくもこの曲の歌詞を際立てて存在しないifストーリーすら感じさせる演出となっていたことも記憶に新しいです。今思うと大サビの「Yeah-Wow-」のソロでのロングトーンもここから始まっていましたね。4thの永井真里子さんは歌唱曲数が全体曲の2曲のみで、初日に3人、2日目に4人で披露されました。同じ場所にはいたってことは重要だと思いますが、いつか5人がステージに立ってこの曲を歌う日が来ることを願っていましたし、5人揃ったタイミングでよりみちサンセットと連続という完璧な形で披露されたことが本当に素晴らしいと思いました。

 あとは、出て来た時点で歌われるのが確定していた(腰のタオル)太陽キッスも良かったですし、原点の一曲である夢咲きAfter schoolをこのタイミングで披露してくれたのも本当に良いなと思いました。クリパで初めて5人以外で披露することになったこの曲をまた5人で披露して1stからのこだわりポイントである「等身大のコタエはただ一つ」で背中合わせになるところが見えた時の喜びと言ったらありません。

ノクチル

 このユニットは持ち曲が4曲しかないので披露する曲は確定だからこそ、セトリの順番や演出がどうなるかが見どころだったと思います。まずは今しかない瞬間をの自撮り棒ですね。この演出をノクチルで採用した人は最強です。この演出で一番印象に残っているのは2番のAメロで後ろの方で歌う小糸の背中を雛菜が前に推して、さっきまで歌ってた円香が頷きながらスッと引く構図ですね。いい席だったのでよく見えました。

 ノクチルは配信ライブで無観客だったシャニマスMDから始まり、2ndライブ、3rdツアー、4th・・・とどんどんステージを重ねたノクチルですが、このユニットは回を重ねるごとに4人の歌い方が結構違っているのが面白いと思っています。私はそれぞれ、透役の和久井優さんはいつも動じず真っすぐ、雛菜役の岡咲美保さんは正確に楽しそうに、円香役の土屋李央さんはクールに、小糸役の田嶌紗蘭さんは失敗を恐れず全力でみたいなイメージを持っていてまさにMCであった「揃わない美」と言う話は超が付くほど同意しておりましたが、ライブごとにこの違いが化学反応を起こすのがこのユニットの面白いところだと確信しております。そんな視点で述べると、今回は先ほど言ったようにそれぞれが違うにも関わらず今までで一番調和し、安定感のあるパフォーマンスだと感じました。普段は力が入って音を外すところも(個人的に外すぐらい本気で歌ってるのも好きです)今回はきちんと音程を合わせているなと思いました。ここにノクチルのこれまでのシナリオの歩みを少し感じました。これからも色んなステージを見せて欲しいなと思います。

 ノクチルが4曲確定で思い出しましたが、そう言えばMUGEN BEATのシーズは流石に2曲になるのでしょうか?あと、絶対あり得ないけどストレイはMCせずに熱い曲を4曲歌って喋らず勝手に帰ってほしいなとか妄想が膨らみますよね。

 

いつものP目線ではなく観客目線で

 その他、今回のライブの特徴として、冒頭の「協賛企業読み上げ」や「天井社長とはづきさんの挨拶」、アンコール付近での「社長やはづきさんからの業務連絡、最後のステージへ送り出す言葉」が一切無かったことが挙げられます。普段の283プロのライブは、社長やはづきさんがプロデューサーとして参加してる観客に語りかけます。そう言う訳か今回は、シャニマスのアイドルたちが普段あっちの世界でやっているであろうライブだと感じました。私としては、進行にどこか違和感を覚えながらライブを見ていましたが、恐らくこの辺りが普段と違うからだったのでしょう。

 他には、アンコール後にライブTを着た演者さんが出てくるのもすごく新しく感じました。その辺りも今回のライブのストーリーに含まれていたことでしょう。それはそれとしてダメージ加工したTシャツを着てる演者さんめっちゃいいですね。いい・・・。

最後に

 振り返れば、4thライブの新情報として発表されたこの対バンライブ。改めて考えてみると、シャイニーカラーズは1年でユニットごとのCDを1枚ずつ発表し、その次の周年ライブでは新曲を披露するという流れで4年間進んできたかと思います。2ndは色々あってイレギュラーでしたが。そうなると、途中から入ったファンは昔の曲を聴くことが難しくなります。そんな古の楽曲たちは、これまでも「サマパ」や「クリパ」と呼ばれる季節に合わせて行われるサブ的なイベントで披露されてきました。周年ライブでは新曲を中心に披露して、今回のような小さいイベントでは古い曲も披露するという非常にバランスの取れたライブ展開だと思いました。これからのシャニマスに期待して、再度船に乗りなおしたいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございます。

 

以上です。