原稿用紙26枚目

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【セトリ】堀江美都子 Birthday LIVE 2023<大阪公演>2nd st.に参加しました

 お久しぶりです。(ライブ等が)忙しすぎて更新が滞っていました。時間が作れたのでメモ帳を掘り起こして一気に書いていきたいと思います。ちょうど一か月前の2023年3月12日に大阪は京橋で開催された堀江美都子さんのバースデーライブに参加してきました。

 

前書き

 4年ぶりに大阪でも開催されたという堀江美都子さんのバースデーライブ。コロナ禍、悲しいニュースなんかもあって「ライブは行きたいと思った時に行かなければ」と言う思いが日に日に強まっていく今日この頃ですが、そんな中で地元大阪にていつか行きたいと思っていた堀江美都子さんの単独ライブが開催されるとのこと!迷わずチケットを申し込みました。

 堀江美都子さんのバースデーライブは着席しながら料理と一緒に楽しむスタイルが定番(らしい)。普段は元気に飛び跳ねるライブが多いので、たまのこういうライブは新鮮でいいものです。参加して知りましたが、堀江美都子さんが様々開催されているイベントの中でもバースデーライブはアニソン縛りになっているそうです。何となく参加したけどアニソンが大好きな私としては大正解でした。

ワンドリならぬワンプレート


 お料理は値段に見合う美味しいプレートでした。始まってしまうと音を立てられないかなと思いさっさと平らげました。そんな感じで早速セトリを。

 

セトリ

01.心のうた
(さすらいの太陽 ED)
02.Birthday Smile
真・女神転生 Dチルドレン ライト&ダーク ED)
03.グローイング・アップ
私のあしながおじさん OP)
04.花の子ルンルン
花の子ルンルン OP)
05.不思議を探そう
(ぐるぐるタウンはなまるくん ED)
06.まけるなデメタン
(けろっこデメタン ED)
07.月の光
(月光の子守唄 ED)
08.心のオネスティー
破邪大星ダンガイオー ED)
09.緑の陽だまり
山ねずみロッキーチャック OP)
10.星間飛行
マクロスF OP)※
11.sailing day
ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険 主題歌)※
12.オー!リバル
名探偵コナン 業火の向日葵 主題歌)※
13.Carry a Dream
MARCO 母をたずねて三千里 主題歌)※

En1.キミのひかり
ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~  挿入歌)

※=カバー

間違いあったら教えてください!

 

感想など

 1st st.の昼公演は落選してしまい、2nd st.に参加いたしました。4年ぶりの大阪公演で初めて選ばれたという大阪・BERONICA。場所見知りするからテンション低めと堀江さん。一方で客席には長年通っている顔見知りのお客さんが多く、「(1stと比べて)席替えしただけ」とすぐに馴染んでいるように思えました。

 堀江美都子さんのライブ歌唱はこれまでも色んなところで鑑賞してきましたが、最初に書いた通り、単独ライブは初めて。色んなアーティストが出演するイベントではどうしても定番の主題歌に偏りがちなので、EDにも好きな曲が多い私としては最初からEDソングが歌われるこのイベントに「お~これこれ」と楽しい気持ちになりました。

 2曲目のバースデーっぽい曲はどこか懐かしい気分になる曲だなと思って家に帰って調べてみると、まさかの「真・女神転生 Dチルドレン ライト&ダーク」のEDでびっくりしました。ちょっとライブに関係ない話をすると、このアニメは真・女神転生デビルチルドレン 光の書、闇の書ってゲームを原案としたアニメで途中のストーリーはあんまり覚えていないのですが、ヒロインが敵サイドに洗脳されて最終話でなんとか主人公の奮闘でヒロインを奪還して平和な日常が・・・と思いきや最後の最後で実は洗脳が解けていないみたいななんともモヤモヤする最後でした。後で続編のゲームに繋がる中途半端な匂わせだったと知りましたが、当時小学生ながら「いやこれが最終話なわけあるか!」と廃品回収に出す寸前の縛られた新聞を解いてテレビ欄で「終」の文字が書かれているか確認したのを鮮明に覚えています。そのEDがこの曲なんですよね。ここまで覚えているぐらいは毎週見ていたアニメのEDがまさか堀江美都子さんだったとは知らず…。こんな予期せぬ出会いがあるのも堀江美都子さんほどのアニソンのキャリアがあるからだと思います。

 20代の頃はヤングタウン吉本新喜劇花の駐在さんなどで週3で大阪に来ていたという堀江さん。言われてみるとイントネーションが大阪寄りだなと思ったり。

 「不思議を探そう」からはEDソングコーナー。「まけるなデメタン」は先日のタツノコプロのイベントで数十年ぶりに披露したことをきっかけにこんないい曲があったかと今回も歌唱。緑の陽だまりだったかな、歌唱後に客席から「せーの!」と合図があったら観客みんなで「ミッチー!」とコールしていました。テレビで、昔はアイドルの親衛隊のような文化があって、厳しく訓練されていたとの特集があったのを思い出しました。似たような文化でしょうか?ちょっと感激でした。

 「星間飛行」から先は50周年記念で発売されたカバーアルバム"One Voice"からの選曲。私の世代の曲も多く、そんな新しめの曲を堀江美都子さんが生歌唱されているのですから貴重な体験でした。中でも印象深かった話は、このカバーアルバムの選曲理由は推薦等様々ですが、「sailing day」は堀江美都子さんご自身の選曲だったとのこと。Youtubeで本家BUMP OF CHICKENのPVを見て、学校のグラウンドにアンプを置き楽器をかまえて演奏する姿に「音楽はこうやって楽しむものだ」とご自身にもこの曲を歌える画が浮かんだそうで、曲目を提出した際にプロデューサー(?)に「は?」と言われたそう。「sailing day」はテンポが速く、歌詞も多いので、「昔は歌詞カード1枚だったのに3枚もある。」というお話の中でそれだけ出てくるのがすごいとも仰っていたように思います。

 「オー!リバル」では、「これはポケモンの曲で・・・いや、Googleで調べてくれる?」とお茶目な一面もありました。本当は名探偵コナンです。

 現在は音楽学校の先生も務める堀江美都子さん。先ほどのお話に加えて大事なことだなと感じたMCがあります。最近の若い人はピッチもリズムも完璧なんだけど、堀江さんは作曲家の渡辺岳夫先生(?)の「歌に完璧はない。だからいい。」という言葉を胸に歌っていること。確かに私も最近のアーティストは技巧的というか、出せる音域も広くて荒波のように上下する音程もぴったり合わせてくるからすごいな~と思いつつ、テレビの昭和歌謡特集で見る尾崎紀世彦さんや玉置浩二さんのような魂に訴えかけてくるような歌声の持ち主って数がどんどん少なくなってきたと常日頃思っています。(そもそもの母数が大きくなって多様化し、目につく割合が減っただけだとは思います。)たまたま思い付きで例に挙げたアーティストは音程を外すのかと言われると全くそんなことはなく、イヤモニもなしでばっちり合わせてきます。近年のJpopはカラオケの精密採点で100点を出す歌い方のように感じるけどそれも時代かなぁと思います。

 私の個人的な感想に脱線してしまいましたが、そんな最近の学生の歌い方のトレンドに加えて、最後にアンコールとして披露された「キミのひかり」でも興味深い話がありました。この曲は1オクターブ。ド~上のドまでで完結する曲だそうです。転調もなく、音階もシンプル。でも心に強く訴えかける楽曲に仕上がっているのは確かにすごいことだと思いました。完全に毎秒転調する楽曲に慣れ親しんでいるので自分としては新しい楽曲の見方だなと思いました。

 アンコール終了後にも熱い拍手に応えて再登場した堀江美都子さん。曲はもうないけどトークだけということでいくつかお話された中で「一人で歌えない曲ができたけど、CROSS FIGHT!もガ・キーンも歌っていきたい」と仰っていたのが印象的でした。

 

最後に

せっかく私の地元大阪で開催されるので完全に社会見学のノリで参加しましたが、お話もためになる内容が多く、歌声も素晴らしいので年に数回は堀江美都子さんの歌声を摂取してより元気になれたらなと思いました。また行きたいと思います。以上です。