原稿用紙26枚目

SNSに書くほどではないことをこっそり投稿します。お気軽にご覧下さい!

3年ぶりの声出し解禁で開演前から感動した話

私が最後に参加したコールありのライブは京セラドームで開催されたシンデレラガールズの7thライブDay2。当時も既に世間を賑わしつつありましたが、今後のライブについては何の心配もしていなかった気がします。

 

そんなデレ7th大阪が終わった少し後にオタクとしては暗黒の時代に突入。ライブが中止されて全く開催されない頃、配信で無観客ライブが開催された頃、やっと1席空けで有観客ライブが開催された頃、フルキャパで開催出来るようになった頃、どれもリアルタイムで経験してきました。

 

2023年1月27日に突如3年ぶり解禁された「声出し」。先鋭的なコンテンツはすぐさま次回のライブから適用するようでした。そんな中で2023年2月2日にラブライブ!シリーズのイベントで声出しが解禁されるとのことが発表されました。

 

結果的に、私が参加する予定だったA・ZU・NAの1stライブが、数々の派生コンテンツがあるラブライブ!シリーズのイベントで最初に声出しが解禁されるイベントとなるようでした。そこで体験したシーンが非常に印象的だったので忘れないように簡単に書き記しておきます。

A・ZU・NAランドのプレオープン

この日は外も寒かったので、まだ客入りもまばらなタイミングで入場しました。

 

会場では、ラブライブ!シリーズのイベントでよくある宣伝映像が流れていました。アイマスのオタクなのに何故"よくある"と知っているのでしょうか?

 

入場したタイミングで流れていたのは、虹ヶ咲のTVアニメ2期 BD 第6巻特典の「Love U my friends(12人Ver.)」。ちょうどこの試聴動画です。

いつものようにイントロでクラップが聞こえましたが、会場からかすかに「はい!はい!」という声が聞こえました。

 

……声出していいんだ、そういえば。

 

何だかんだ運営の言いつけは守り、声出し禁止の応援スタイルが染みついているので、無意識のうちにクラップでリズムを取ろうとしていたところにコールらしきものが聞こえて来た時にハッとさせられました。

 

少なくとも自分の周りの人は同じような反応をしているように思えましたが、

 

♪少しだけ 少しだけ 時間良いかな?
♪今日こそは伝えたい!─

\ディア!マイフレンズ!!/

\おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!/

\やった!!!!/

 

正直、感動で鳥肌が立ちましたね。誰かが「ここでコールの練習しようぜ」と言ったわけでもなく、会場にいたほとんどがこのタイミングでコールを発したのです。ただ"ルールの範囲内でコールが出来た"。それも"ただの宣伝の映像なのに"ここまでの大喝采が起こるものかとびっくりしました。

 

まさに真っ暗な部屋に朝日が差し込んだような感覚でした。何故ならこの会場にいるみんなの気持ちが痛いほど分かったから。2020年以前のライブも、そこから1歩ずつ日常を取り戻そうとするライブも、3年間見て来たから。みんなの3年間の魂の叫びが「Dear my friends!」に籠っていたから。

 

次の試聴映像は、第7巻特典「Just Believe!!!(12人Ver.)」。イントロで会場中から雄たけびが聞こえました。

♪光の先へ アクセル全開視界はとびきり明快
♪Just believe!!!─

\Just believe!!/

 

これこれ!ライブってこれなんですよ。この気持ちは今後ライブに行っても絶対に感じられないと思います。絶対感じたくないですけど。

 

色んな思いがあって、緊張しながら会場入りしたけど、これらのシーンで一気に目が覚めました。失われた3年間が一気に帰ってきたような明るい気持ちになりました。そこからは「わちゅごなどぅー」がアニメの宣伝とCDの宣伝で2連続流れて、「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」のチャンスも2回連続ありました。最高にボルテージが上がりましたね。

 

恐らく配信ライブにはこれらのシーンは映っていなかったでしょう。円盤化されるかもしれないけど、きっとこれらのシーンは収録されないでしょう。だから、この気持ちを忘れないために絶対にブログとして残さなきゃと思いました。

 

思えばこのA・ZU・NA 1stは、ここでは楠木ともりさんからの挨拶は無しで、楽しいA・ZU・NAランドの世界を作りたいという話をされていたことを思い出しました。コール解禁も手伝って、公演中は悲しい気持ちは殆どなく、純粋に1stライブを楽しめたなと思います。本当に素晴らしいライブだったなと思いました。2日目のチケットは握れなかったけど、1日目も負けないぐらい大事な日になったなと思いました。

また、声出し解禁によって、最後の最後に楠木ともりさんに感謝の想い、楽しかった想いを声で伝えられたことが本当に嬉しかったです。

 

改めて考えると、ライブの楽しさは生の音楽を聴けるところであり、声を出して日頃のストレスを発散することでもあり、演者さんと観客とがお互いに呼応することでもあり、演者さんへ直接思いを伝えられるところにあると思います。声出し出来ない期間も長く、声出し解禁に否定的な気持ちを持っている方もいるかもしれませんが、こういうライブの楽しみ方もあるということも改めて伝えられたら幸いです。

 

そして、2023年2月6日。あまり期待していなかったアイマスシリーズもついに声出し解禁ということで、これから楽しみにしています。

 

最後に、適当にツイートしたら何故か若干伸びてしまったツイートを〆として紹介しておきます。「常に楽しそうな方へ」が私のライブの楽しみ方です。