原稿用紙26枚目

趣味のライブやオタクコンテンツについて長々と語ったり、Twitterに書くほどではないひとりごとをこっそり投稿します。お気軽にご覧下さい!

続々・デレ10th千葉の感想。Let's Sail Away!!!とススメ☆オトメ

こんばんは。今回も前回の続きで2021年11月28日に開催されたシンデレラガールズ10th千葉公演2日目の感想です。今回は本公演の目玉の一つ、ライブ初披露された第2回ボイスアイドルオーディション上位3名による楽曲「Let's Sail Away!!!」を軸に緩く書いていこうかなと思います。

 

前回の記事はこちらから↓

collapiyo.hatenablog.jp

 

まず

凄い曲だぜLet's Sail Away!!!

 ""当たり曲""。ここまで歌唱するメンバーのための楽曲ってありそうで無いと思うんですよ。もちろん、曲が先にあってそこにメンバーを当てるパターンもあると思いますし、確実に上位3位の浅利七海、西園寺琴歌、八神マキノのために作られたこの曲は特殊ではありますけれど。やっぱり曲を聴くだけでこの子たちいいなと思ってもらえるような曲が一つは欲しいじゃないですか?嬉しすぎる…。

 タイトルをそのまま訳すと「航海に出よう」だとかそんな感じで、デレステ尺で見えている歌詞を見ても「浅利七海が1位だからね。船とか海が主題なんだろうね。」と思うじゃないですか?でもこの曲の本質は次の部分なんじゃないかなと思います。

今 風に運ばれて わたし こんな遠くまで来れたよ

ここがめっちゃいい!そのまま読み取ると帆船に乗って風に運ばれて遠くの地までたどり着いたという冒険を歌ったような歌詞です。これは一つの正解だと思いますが、ここで「わたし」を3人それぞれで考えます。例えば八神マキノは、デレステのメモリアルコミュ1ではプロデューサーとの出会いが描かれています。

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「八神マキノとのメモリアル1」より

こんな風に、物事を論理的に考えるマキノにとってはプロデューサーの論理性のない呼びかけには応じません。当初は。最終的にはプロデューサーの行動力に負けてアイドルという"未知"の世界に踏み出すことになりますが、データの分析や計算で物事が上手くいく場面も想定外もたくさん経験するわけです。計算だけではうまく行かないことも好奇心旺盛に楽しむわけです。この世界に八神マキノが自ら足を踏み入れることはあり得たのでしょうか?私はプロデューサーの存在が大きかったと思います。自分の発想だけでは辿り着かなかったところへ誰かに誘われて来てしまったら自分にとっていい経験になったなんて、みなさんも一度や二度はあると思います。「今 風に運ばれて わたし こんな遠くまで来れたよ」はまさにそんなことも歌っている歌詞なのではないでしょうか?帆船でこの3人だからどこまでも行けるという話もありながら、その裏に隠された「今まで側に居てくれて、居てあげてくれてありがとう」というメッセージも持っていると私は思いました。もっと言うと、この歌詞はこれまで現実の世界で頑張って1票でも多く入れてもらうために宣伝してきたみなさんへの感謝の代弁かもしれません。ちなみに西園寺琴歌だって同じです。

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「西園寺琴歌とのメモリアル2」より

モバマスでは推薦ではなくてスカウトみたいなあれもありますが、入り口は違えど同じ話です。だから、この曲って何か後押しやキッカケがあって、自分だけでは辿り着けなかった場所に来たという意味では非常にこの歌詞に共感するところが多いのではないでしょうか。

Brand new!

 何故ここまで共に歩んできた感が大事かと言いますと、第1回ボイスアイドルオーディションの上位3位の辻野あかり、砂塚あきら、桐生つかさの3名による楽曲が「Brand new!」であったからです。この曲は総選挙曲のNever endsと対のタイトルになっている他、私はアイドルの新しさの意味もあるのではないかと考察しています。あかりんご、あきらの2人は言わずもがな、つかさ社長もかなーり時間は空きますが7名が追加される前は一番最後に追加登場したアイドルでした。そんな3人だし、2名は実際に新しいしでフレッシュさや新しさを前面に出した1曲にしたのではないかと思います。一方、今回はモバマス初期からいる西園寺琴歌を始めとして長年応援してきた人が多い3人が勝ち上がりました。だから、Let's Sail Away!!!はこれから始まる物語を感じさせながら、「いつも そばにいてくれた喜び」だったり長い間応援してきた人の存在に間接的に触れるような要素が曲にふんだんに盛り込まれているのだと思います。そこが本当にいいし泣きポイントです。

 

ライブについて

 初披露新曲までの見どころの多さは1つ前の記事で熱く語っていますのでそちらを見てください。そして大本命ののLSAは新曲コーナー(?)のJust Us Justiceの辺りで来るかなと予想しているとやっぱり来ました!まずはライブ構成の話ですが、この曲が歌われるまでに3人のアイドルそれぞれの魅力だったり声優さんのすごさだったりをライブの中で見せつけてからLet's Sail Away!!!を披露するなんてこんな素晴らしい構成ありますか?ライブが終わってから「浅利七海」をSNS上で検索するとみんなが良かったと、中には担当の1人に決めたと言ってくれる人もいるわけです。こんな風に3人の魅力をライブ体験を通して感じた人が1人でもいたという事実が実に尊い。実際にはもっとたくさんの人が3人に注目して興味を持ったことだと確信しています。これはアイドルの元から持っていた魅力、演じる声優さん、運営の用意したストーリーの全てが合わさって実現した世界なのです。本当に素晴らしい。

 ちなみに今回がフル尺初披露でしたのでこの日まで知らなかった部分が半分ぐらいありました。その中でもやはり取り上げたいのはCメロですね。

七海「ずっと前から昔から この日を待ちわびて」

琴歌「嬉しくてきっと」

マキノ「満帆に膨らんだ」

全員「夢を掲げ Sail Away」

いや、これはダメでしょ。こんなすごい歌詞がGame versionの裏に隠れているとか聞いてないですよ。歌詞に加えて、井上ほの花さんがここを歌うときにすごく気持ちが入っているんですよ。めっちゃ刺さるんですよね。アーカイブは終わっちゃったけどBDで注目してみて欲しいポイントです。何というか、嬉しいんですよね。ここの歌詞の良さを井上ほの花さんが感じ取ってくれたことが。本当にいい方に演じてもらえて良かったなぁって思いますよね。私は昔からボイスを獲得することがゴールではないと思っています。アニメで声がついた子にはそれぞれ見せ場が欲しいと思っているのもそのためです。まずは目指すところだけど、辿り着いたらそこが新たな出発点だと思います。LSAはまさにそんな自分の理想と重なる楽曲なんですよね。語彙力の無さゆえに言語化出来なくて泣いていますが、自分も応援し続けて、みんなに応援してもらって、そのご褒美に貰えた曲がこんな素晴らしいものなんて願っても無いことです。先程はデレステで聴ける部分だけでも素晴らしい曲だと大絶賛していましたが、ライブで初めて知る部分もそれ以上に素晴らしいものでした。

 

ススメ☆オトメ 〜jewel parade〜

 シンデレラガールズの一番新しい1曲であり、一番新しい声優さんが歌う一曲の後に来る初期メンバーのススメ☆オトメ 〜jewel parade〜。流石に大声が出ましたね。配信視聴なので。そうなんです、このライブは10thなんです。この日が10周年の日なんです!ちょうどDay1のラストMCで佳村はるかさんからこんな話が出ました。

10thライブでスタッフさんに「シンデレラも10年目指そうね!」って言われた時にみんなちょっと顔を伏せたというか、「うーんやりたいけどどうなんですかね?」みたいな。頑張りますとか出来ますとか言えなかった(後略)

約6年前にこんな感じだったシンデレラガールズのみなさんが、MOIW2015(10th)2日目に765プロのずっと変わらないメンバーで披露したmy songをきっと憧れや尊敬の眼差しで見ていたみなさんが、こうして10周年を迎えてシンデレラガールズの大事な曲であるススメ☆オトメ 〜jewel parade〜を披露したことの意味はすごく大きくないですか?この曲が始まり、このメンバーが映し出された時に"my songだ"と思った方はきっと多かったと思います。自分の中で765は本当に特別でこれを超えることはありませんし、どこかデレとミリオンはその下にいる後輩コンテンツという思いはあります。そんなシンデレラガールズが10年も歩んできて、765のような深みを出せるようになったことが今回の驚きであり嬉しさでもありました。自分も歳をとったなぁとも思いますが。

 その後に披露される本編ラストナンバーはシンデレラガールズ10周年記念楽曲のEVERLASTING。こんな美しい構成のライブは久々に観ました。こういうのでいいんですよね。こういうのがいいんですよね。

 

 1つ前の記事でも同じ事を書きましたが、自分の中で10周年ライブは765の11thライブが開催されなかったように嬉しいし、めでたいけど多少は覚悟もしないといけない着地点でした。正直、シンデレラガールズと言えどもこれから明るい未来ばかりが待っているわけではないと思います。しかし、ここに新しい3人を招いて、これからの話をしてくれたことには非常に大きな意味があると思います。運営のその覚悟を受け入れてこれからもアイドルを作品を応援し続けていこうと思いました。それはそうとデカい会場でライブをやってください。以上です!

 

なちゅらる(@clnct)