オタクの落書き season2

ライブやイベントの感想を書きなぐったり、Twitterで長文を書く代わりに使ったり。ご自由にご覧ください。

幕張~名古屋~大阪を紡いだ7thツアーSpecial 3chord♪ 全体の感想

 お久しぶりです。「なちゅらる」と申します。今回はデレ7th全体の感想ということでパソコンに向き合っています。さて、半年ほどに渡って開催されたシンデレラガールズ7thLIVE TOUR「Special 3chord♪」も2020年2月15日と16日に開催された大阪公演「Glowing Rock!」をもって全編終了しました。出演者の皆様、同僚の皆様、お疲れさまでした。

f:id:clnct:20190904113816j:plain

大人気アイドルの浅利七海ちゃん(画面左下)

  ライブの感想記事としての鮮度はもう落ちまくりですが、今後開催される名古屋公演、大阪公演のアンコール上映会に向けて気持ちを高めていく目的もあって簡単に記事を書いてみようと思います。その目的以上に、前回上げた記事がこちらです。

シンデレラ7th千葉公演の全体の話 ─次のSpecial 3chord♪に向けて─ 

オタクの落書き season2 (2019-09-08)

特に今後の予想の部分ですが・・・ソロ曲の披露バランス、しんげき曲…

って

って感じなのに「デレ7th 感想」等で検索されてくるのが心苦しいところでもありますので一応新しい情報にしておきたいってのも目的の一つです。(言い訳すると名古屋公演と大阪公演の追加情報が出たのは2019年10月8日とちょうど記事を書いた1か月後みたいなあれもありますが)

 

 ツアーに感想をどういう切り口で記事に表現するかは悩みましたが、今回は各公演の全体的な感想から入り、東名阪の各地で気になった曲を3曲挙げて〆るという形で3公演分を一気に駆け抜けたいと思います。どうでもいい前置きはほどほどに本編に入りたいと思います。

 

結局、Special 3chord♪とはなんだったのか

  今回のツアーの特徴は何といっても「各地で異なったテーマの公演を行う」でしょう。幕張はポップスで楽しく可愛く、名古屋はダンス大阪はロックと言う具合に、シンデレラガールズの楽曲の魅力をこの3つに振り分けることで新たな道を踏み出したようなライブだったと思います。また、各テーマに沿った新曲が用意されたのも新しい試みだと思いました。シンデレラガールズに限らず、新曲が出れば新曲を歌うという半ば楽曲の消化が目的に思えるライブによく出会います。今回はそういう側面が全くなかったのかと言うと嘘になりますが、最大限、このテーマを踏襲したセットリスト・演出になっていたのではないでしょうか。それだけシンデレラガールズが多くの楽曲を持った長く続いているコンテンツであるということでファンとしては嬉しい試みです。

 自分の考察力の低さも原因かもしれませんが、正直、幕張公演を終えた時点ではこんなツアーになるとは思いもしませんでした。実はタイトルの「3chord」が最初からこのツアーを表していたんだと後から理解しました。

chordとは 

[主な意味](楽器の)弦、(特殊な)感情、(心の)琴線、弦、索、腱(けん)、和弦、和音

Weblio 英和辞典・和英辞典

 この記事を書く段階で改めて単語の意味を調べてみました。私としては、「和音」という訳が相応しいと思いました。和音とは「高さの異なる音が2音以上同時に鳴ることによって生ずる音響」のことです。この意味をこのコンテンツに当てはめると「個性がバラバラなアイドルたちが1つ1つのテーマに合ったchordを奏でる」と考えるとそれはそれで上手くまとまりそうだと思います。ここからは各地公演の話に入りたいと思います。

 

幕張公演 - Comical Pops!

f:id:clnct:20190904114548j:plain

幕張公演のサイゲフラスタ

 3公演を考えた時にこの公演の見どころは唯一MCが「リアルシンデレラガールズ劇場」だったところだと思います。個人的に曲の話が聞きたいからあんまrポップスがテーマだったこの公演だからこそあえてこの演出を持ってきて面白おかしさを表現していたのでしょうか。今、振り返れば「ドーナツ・サイキック」を始めとして迷作が多かったこのコーナーは幕張公演の特徴とも言えるので重要なシーンだったと感じます。アンコール上映会の舞台挨拶にて、演者さんたちから"リアルしんげき"で拘った点や変更してもらった点の話もありました。

 個人的、この公演の高評価ポイントは「普通のシンデレラガールズのライブ」だったところです。セットリストを突き詰めずにさーっと見て貰えば分かりますが、シンデレラ7年の歩みや重みをいい意味で意識させないライブだと思いました(M@GIC☆とかもありましたけど)。今や単独でドームを埋めるのは当たり前のコンテンツ。そのコンテンツが平日ど真ん中をいいことに(?)3rdと同じ会場でライブを特に何でもないライブをするというアットホームな感じが好印象でした。ここからはその中でも印象に残った3曲を選んで簡単に選考理由を書いていきたいと思います。

1.ミス・フォーチュンによる「キミのそばでずっと」

 第5回シンデレラガール総選挙の上位5名がオリジナル歌唱のこの曲。一応は「総選挙曲はオリジナルメンバーを尊重した上でライブで披露して欲しいな」という思いもあるので、1曲前の「君への詩」で鷹富士茄子役森下来奈さんがいないのとこの2人で第5回の曲を披露することが少し気になっていたのですが、それを一気に払しょくするようなパフォーマンスでした。初日、2日目それぞれ良さがありましたが、全体として「白菊ほたる役天野聡美さんに寄りそう森下来奈さん」がすごく印象的でした。森下来奈さんのシンデレラガールズとしての初舞台は幕張公演の1年前、2018年9月のSS3Aです。そして、天野聡美さんは今回の幕張公演が初出演です。少し緊張の顔色を見せていた天野さんをいつもにまして力強い歌声で後押しする来奈さんの姿がすごくかっこよくて一番記憶に残っています。1年先に舞台に立っただけ、自分のことでいっぱいいっぱいだったかもしれません。それでもこの曲を終え、最後のMCで「1年経ったら先輩になっていた。ちゃんと先輩出来てましたか」のような話がありましたが、まさに自分が受け取ったステージそのもので100点満点だったと思います。この曲は歌詞もまたこの2人に相応しいと感じるフレーズがいくつかあります。BDが発売されたら、また、オリジナルのCDを聞きながらそんなフレーズを探してもらえたら楽しいのかなと思います。

 毎年新たにボイスを獲得していくシンデレラガールズならではの先輩後輩像は正直いいなと思うことが多いです。いつか天野聡美さんが後輩を引っ張る位置に立つことがあればこの公演のことを思い出すと思います。

2.異例のカバー曲披露「LOVE & PEACH

  名古屋公演、大阪公演を見た今となってはあまり驚かない内容かもしれませんが、当時はアイドルマスターシリーズのライブでカバー曲が披露されるのは何年ぶりかというほど珍しいことだったので印象に残った楽曲に選びました。この曲の魅力は「サビの振付」です。シンデレラガールズにも様々な公式振りコピ曲がありますが、それらとは違う激しく楽しい、それこそコミカルでポップスな振付はこのコンテンツにはなかなかないのですごく新鮮でした。アンコール上映会でも、今後は絶対にないと思いながら全力で振りをしましたが、それがまた楽しくて困りました。ないだろうけどまたどこかでやって欲しい曲です。

3.注目の初披露「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」

 6thツアーの千秋楽で7名のアイドルが追加されることが発表されました。正直、物議を醸したところではありますが、それはそれとして、初出演の「miroir」は今回注目のユニットでした。そんな観客からの期待を受けるステージの感想は「素晴らしい」のただ一言です。この2人が揃う公演はとりあえず幕張公演だけ。平日に休みを生成して見に来た甲斐が十二分にありました。この曲に関しては「"筆舌につくしがたい"って今使うんだな~」となるくらいだったのでぜひBDで見直して欲しいころです。初ステージでこの完成度ならば、ゲーム版の振付が見られる日もそう遠くはないかもしれません。

 楽曲の他にもリアルしんげきも見ごたえがありました。練習を重ね、台本を持たずに全く詰まることなくやり遂げていた2人ですが、実は、ゲネプロ(通し稽古)の際に背景に映し出される書き下ろしイラストと当初考えていた立ち位置が逆になることが判明し、その時点で逆転させたというエピソードがアンコール上映会舞台挨拶にて披露されました。ツッコミの手の動きが練習と逆になって戸惑いつつも「練習は裏切らない」ということで見事にリアルしんげきをやり切ったそうです。2日目のMCでは感極まった立花日菜さんが長江里加さんの方に目線をやって助けを求めたり、別のMCで「(立花さんが)この曲のためにスタジオを押さえてくれて2人で練習した」というエピソードが語られたりとライブパフォーマンスのみならず印象的なシーンの多い2人でした。ステージ経験の多さは恐らく長江里加さんの方が多いのかなと勝手に思っていた節はあるのですが、そんな長江里加さんを引っ張る立花日菜さんというお二方の関係性がまさにmiroirなのかもしれません。

 

次はナゴヤドーム公演です。

名古屋公演 - Funky Dancing!

f:id:clnct:20191109143045j:plain

名古屋公演のサイゲフラスタ

 幕張公演が終わった1か月後、生放送にて「名古屋公演はアイマス史上初の完全センターステージ」だと発表されました。同時発表の大阪公演の生バンドの方が話題性がずば抜けていましたが、センターステージというのも面白い挑戦の方も当日まで楽しみでした。

f:id:clnct:20200301131838j:plain

ステージ配置は大体こんな感じ。真ん中にセンターのメインステージと巨大ミラーボール(昇降式)がありそのメインをつなぐ花道の先に4つの小ステージ。まさにこの公演のテーマソングである「ミラーボール・ラブ」のデレステのMVを彷彿とさせるような会場でした。実は各小ステージには演者さんの誘導用?に名前が与えられてたようです。モニターの目撃を総合すると多分上記の図の通り。本当はどうなんでしょうか。

 この公演の印象的なポイントはステージの配置はもちろん、何といってもサプライズゲスト「DJ KOOさん」の出演だと思いました。このツアーの共通点として、本編を終えた後に新衣装「レインボー・カラーズ」を見にまとって再登場し、スターライトステージ4周年記念楽曲「TRUE COLORS」を披露するというものがあります。出演者が30人程度と人数の多い7thライブですが、その着替える時間をいかに確保するのかが問題になってきます。名古屋公演は、本編でEZ DO DANCEとYes! Party Time!!を披露し、この着替える時間にDJぴにゃやDJ KOOさんに登壇いただいてフロアを盛り上げ続けるという手法が取られました。Funky Dancing!に相応しい楽しい取り組みだったと思います。また、本編の「DJ KOO登壇~EZ DO DANCE(カバー)~Yes! Party Time!!」の流れが最高に上がりました。特にYPTは5thで雑に選曲され続けていたのでもはやもうやらなくていいと思うところまで行ってましたが、今回のYPTの使い方は、自分としては100点満点中1那由他点でした。そんな話もほどほどに、印象に残った3曲について簡単に書いて行きたいと思います。

 

1.まさかの「青空エール

  ナゴヤドームで行われたこの公演の話をする時にこの曲は外せません。この曲は、Jリーグのサッカーチームのサガン鳥栖とのコラボで作られた曲ですが、実は初歌唱という訳ではありません。2018年10月20日に開催された「CINDERELLA PARTY!(通称デレパ)」の公録イベント「CINDERELLA REAL PARTY 05 〜このときをまっていた! うきうき ようきな うんどうかい〜」にて『嘉山未紗さん、黒沢ともよさん、小市眞琴さん』の3名による歌唱で披露されています。つまり、今回の公演で披露されたことにより、オリジナルメンバー全員が披露出来たことになります。ここでこんなことを書いても誰も信頼してくれないんですけど、私は「ナゴド青空エール警戒部」だったのでイントロで究極進化してしまいましたね。それはさておき、今回はポンポン(って正式名称なのですか?)を持って踊るのがすごく可愛くていいなと思いました。色は水色とピンクというサガン鳥栖のイメージカラーを意識したものだった記憶がかすかにありますが、その通りだったらいいなと今度のアンコール上映会を楽しみにしています。外側の小ステージを使ったパフォーマンスになっていましたが、オリメン(晴も含めて)は固まって同じステージにいたのがすごく好印象でした。2日目はアリーナで、そのステージに近かったので本当に幸せでした。今度はオリジナルの4人か結城晴を加えてた5名で披露されるのが楽しみだし、なんだったら特別な曲じゃなくていっぱい披露する曲になってほしいです。

2.予想外の刺客「Can't Stop!!」

  こちらもナゴド警戒曲の1つでした。片桐早苗のソロ曲というと、ご承知の通りこの曲と踊りまくろ☆ダンシング・ナイトの2曲あります。ダンス公演で披露するなら後者を選びそうになりますが、曲調的や初披露の3rdでのパフォーマンスからしてCan't Stop!!の方がダンス曲ではないかと感じています。そんな中で初日に披露されたソロ曲は「踊りまくろ☆ダンシング・ナイト」。内心、「そっちじゃねーーーーーーー」と思ってしまいました。というのも、ライブが始まるまで知らなかったのですが、今回のステージはセンターステージなのに加えてもう一つ特徴的な機能がありました。それが「ステージが円形にせり上がる」です。この機能はどこかで見覚えがあるかもしれませんが、シンデレラ3rdのステージと似たような機能ではありませんか。3rdと言えば、和氣あず未さんが片桐早苗役としてステージに立った公演です。そんなどこか似た要素も感じながら、さらにパワーアップしたCan't Stop!!を見てみたいという思いがライブの進行につれて強まっているのを感じました。気を取り直して2日目。この日はアリーナの前方の座席で、ステージに照明が当たる前から何となく並んでいる演者さんが判別できるような立ち位置でした。前日と少し違うセットリストを楽しみながら、初日も披露されたNothing but Youを昨日とは違う視点で楽しみ、次の曲は何か考えを巡らせていました。暗転しているセンターステージにバックダンサーが流れ込みます。手にはジュリ扇。ジュリ扇????「え、ジュリ扇を使う曲とかCan't Stop!!以外に何??」と考えていると、もうこの曲としか考えられない特殊イントロが始まりました。「っ!!!!!!!!」この気持ちよさは次の曲が何か分からないライブだからこそだと思います。残念ながらソロ曲を1度も歌っていないアイドルもいる中で、この公演は「Funky Dancing!」だから、それを大切にした選曲で通されていたのが好印象でした。

3.ナゴヤドームが自然に還った「もりのくにから」

 ダンス系のナンバーを中心に敷き詰めたセットリストの中にも異色の存在はあります。例えば「過去にライブで披露していない新曲」。幕張、名古屋、大阪とも、テーマと必ずしも合致しないけど、ここで披露しないといつ披露出来るか分からないような曲は手堅く披露されました。それは幕張の「谷の底で咲く花は」だと思いましたし、名古屋ドームでの「もりのくにから」だと思いました。この曲はシンデレラマスターが3枚セット販売にされてから3つ目、全体としては第12弾のソロ曲の1つです。再生時間にして7分20秒という過去に類を見ない超大作がライブでどのようにパフォーマンスされるのか。注目していた方も多かったのではないかと思います。また、「森久保が初めて1人でステージに立って歌う舞台」という意味でも重要なシーンです。さて、ライブの話。歌詞のエモさや連想されるコミュの話なんかはもっと詳しい人にしてもらえばいいと思っているのですが、とりあえず「森久保がそこにいるとしか思えない」「演出が最強クラス」の2つです。まず、歌い方、マイクの持ち方、動作…どれをとってもそうとしか思えませんでした。いつかのライブで高橋花林さんが「(森久保の)動きとか目線を研究しているという話がありましたが(記憶では5th SSA)、本当によく研究して考えているのだろうと思いました。次に演出面ですが、今回のステージのイメージを共有したいと思います。記憶と公式レポートの写真を参考に大体下記のような感じでした。

f:id:clnct:20200301231816j:plain

一番言いたいのは、ナゴヤドームの中でもメインステージが飛びぬけて高い構造物だということです。さて、この曲は「まちから離れた『もりのくに』から、あなたへ」という体裁で綴られた詩です。歌うステージは森の中が一番だろうと思います。今回、演出でハッとした点はナゴヤドーム全体が森になっていた」ところです。上記のモニターには生い茂る木々の葉の映像が映し出され、ドームの天井にはちょうど森の中から空を仰ぎ見た時の、太陽が木々の葉のシルエットを作り出したかのような照明演出が映し出されていまいした。まさに、センターステージという大樹の下で森久保が歌うように。トラス柱は不思議なシースルーの映像が映し出すことが出来ます。もしかしたら、柱と森久保が重なる位置から見ていた人には、もっと森の中で歌う森久保が見られたかもしれません。そして、プロデューサーが灯すライトの色は緑やライトグリーンで一面が森のような景色になっていました。この曲の時間、このライブがFunky Dancing!であったことは誰もが忘れていたことでしょう。

 

次は大阪公演です。

大阪公演 - Glowing Rock!

f:id:clnct:20200214125337j:plain

大阪公演のサイゲフラスタ

 事前に「ロックと言うことで生バンドで演奏を行う」と発表され、一番期待値が高まっている公演でした。演奏陣はシンデレラガールズ楽曲を手掛ける制作陣。このライブは伝説となることが開催前から分かりました。何より大阪、それも京セラドームにシンデレラガールズが来てくれるということで、地元民としては非常に楽しみでした。京セラドーム(大阪ドーム)は特に大阪環状線をよく利用する人間にとっては大阪のシンボルと言っても過言ではない場所で、そこでアイマスのライブをやるというのだから願ってもない最高の機会でした。

 ライブの内容は、ほとんど予想を超える素晴らしいものでした。生バンドで見たかった曲、まさかやるとは予想していなかった曲、カバー曲…この公演を語るだけでブログを2本も3本も書けそうな充実度でしたが、他の公演と同様に3つに絞って簡単に感想を述べていきたいと思います。

 

1.「エヴリデイドリーム~マイ・スイート・ハネムーン」

  この公演で印象的だったのは、意外と「アコースティックコーナー」だったのかもしれません。初日の「薄荷 -ハッカ-」や「in fact」ももちろん良かったですが、私が一番記憶に焼き付いているのは佐久間まゆのソロ曲メドレーです。初日はすごかったし、2日目は誰が歌うんだろうな~とヘラヘラしているとゆったりとした演奏が始まる中で見覚えのあるシルエットが。会場が赤く染まりつつある時に歌が始まりました。

♪──一目惚れから始まった

人間は本当に驚いた時には声が出ないことを実感しました。まゆPではないのですが、デレ4th神戸のエヴリデイドリームで衝撃を受けて以来、牧野由依さんが好きなアーティストの1人になり、ソロライブに足を運ぶようになった人間としてこれから始まることが理解できたような出来ていないような不思議な感覚になりました。圧倒的な歌唱力が会場を支配していく中、1番の終わりに聞き覚えのないメロディが流れます。

♪──赤い赤いリボンの先

「え、この曲も?メドレー?何で?いいの?」と訳の分からないことを考えるのはやめて、目の前で牧野由依さんが佐久間まゆを表現しながら最強の歌唱力で歌っている事実に色んなことを考えながら涙が止まりませんでした。というか佐久間まゆがそこにいながら歌を口ずさむ様子にしか見えませんでした。ここは感情がバグりました。ディレイでちゃんと見直したいです。バグってる中でも確かに覚えているシーンがあります。それは「演奏終了後の無音」です。牧野由依さんが歌い終え、演奏が最後の1音響き終えるその時まで観客が誰一人フライングで拍手せずに息を飲み、終わったら割れんばかりの拍手が会場を包みました。観客が「音」を大切にしたこと、牧野由依さんがそうさせる力を持っていたこと。色んな要素があったと思いますが、あそこまで大きな会場で「音」を大事にする空間が実現されたことがすごく嬉しいです。

 アコースティックコーナーも新たな試みだったと思います。"動"があるから"静"が輝く、また、"静"があるから"動"が躍る。「生演奏だからこそ」の音楽を魅せる演出に心を打たれました。ライブ後、みんなが「牧野由依さんすごかった」と言ってくれるのがすごく嬉しかったです。

2.ギターに託した「ØωØver!! -Heart Beat Version-」

  突然こんな話をしますが、「Glowing Rock!」に一番出て欲しかったアイドルは木村夏樹です。演じる安野希世乃さんの予定がどうしても合わなかったのか、理由は分かりませんが、残念だったのは間違いありません。そんな中で、粋だなと思った演出が「ØωØver!! -Heart Beat Version-」です。アニメ シンデレラガールズ第19話If you're lost, let's sing aloud!の劇中歌として重要な役割を持っている曲ですが、実は夏樹のギターの正体はサイキックラバーとしても著名なギタリスト、IMAJOさんです。 

(前略)劇中での木村夏樹のギターはPSYCHIC LOVERIMAJOさんが担当!!
劇中で夏樹のギター伴奏で歌唱された「ØωØver!! -Heart Beat Version-」はもちろん、「Rockin’ Emotion」、
「Wonder goes on!!」ともIMAJOさんがギターを担当しています!

(2015-08-21)アイドルマスター(THE IDOLM@STER)公式ページ|日本コロムビア

 曲導入のギターソロや間奏のギターソロをIMAJOさんが担当するということは、もう実質的に木村夏樹のギターがそこにあることをお分かりいただけたでしょうか。今回はせっかくのロック公演に参加出来ず残念でしたが、その中では最大限の木村夏樹をステージに召喚したのがこの曲だったと思います。ライブ序盤から熱い気持ちにさせられました。

3.会場を真赤に染め上げた「紅」

  大阪公演、これを避けては語れません。ロックと言えば星輝子みたいなところはありますし、初日はLunatic Show、PANDEMIC ALONEや∀NSWERで大活躍。2日目もあわよくば名古屋公演のように毒茸伝説も歌って欲しいななどと考えていると無事に披露され、もう大満足というところでしたが、2日目は一点気になる点が。「さっつん調子悪い?セーブ気味?」という点です。星輝子役の松田颯水さんは毎回と言ってもいいほどソロ曲歌唱の前に「かかってこい!」とシャウトしますが、2日目はなかった気がします。(単に記憶が飛んでたらごめんなさい)それが無いにしてもパフォーマンスは完璧。生バンドにも負けない歌声で圧倒されました。時間は流れ、Trinity Fieldを終えた後の曲に観客が注目します。昨日と同じHOT LIMITか、はたまた別の曲か。そんな静寂の中に聞き覚えのあるイントロのアルペジオが響きました。一瞬で点と点が繋がり、「紅だ」と使わずに鞄にしまっていたペンラを取り出し、周囲がざわつく中で「赤いX」を作りました。現地だと普段はモニターをあまり見ないのですが、この時ばかりは松田颯水さんの表情が見たくて正面のモニターに目をやりました。伏せ気味にマイクを握る手、かすかな笑い声に口角が上がるシーンが映し出されていました。

「紅だあぁぁぁぁ」

その叫びが少々ざわつきながらも静寂を保っていた会場を一気に解き放った時の"圧"が忘れられません。これ、これだよ。ライブ現地はこれだからいいんだとありったけの声で応答しました。この日のMVPは星輝子と松田颯水で間違いないです。

 

最後に

f:id:clnct:20200302005932j:plain

今回のライブで初めて出会ったみなさん、いつも会うみなさんともにお世話になりました。今回のライブは幕張公演さえ押さえればあとは全通出来ると信じていたので、自分の中で「全部違う人と連番する」というルールを設けてやってきました。無事に達成できたのでそれも含めていい思い出です。シンデレラガールズが見せる楽曲、ライブは今後どうなっていくのでしょうか。7thツアーを通して少し楽しみな気持ちになりました。

 

長い文章、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 なちゅらる(@clnct)

f:id:clnct:20190904115053j:plain