原稿用紙26枚目

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シンデレラ7th千葉公演の全体の話 ─次のSpecial 3chord♪に向けて─

 お久しぶりです。「なちゅらる」と申します。今回は2019/9/3,4に幕張メッセ国際展示場9-11ホール開催されたTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ 千葉公演 Comical Pops!」に参加してきました。

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出演者の皆様並びにプロデューサーの皆様、お疲れさまでした。今回の千葉公演は、3都市に渡るツアーの頭のライブだったということで、自分向けに「どういうライブだったか」「今後、どういう公演が考えられるか」などアウトラインを整理していきたいと思い、記事を書くことにしました。

 

このツアーの 最新の記事はこちらです。

collapiyo.hatenablog.jp

 本記事は幕張公演終了直後に書いたもので全く予想と異なっております。ご了承ください。

 

 

ライブまでの心境

 こんな状況でライブに行っていいのかと不安になるほどシンデレラガールズに心がありませんでした。もちろん落として上げる論法ではありませんけどね。自身が最後に参加したシンデレラガールズ関連のイベントは2月末に行われた6thドームツアーの名古屋公演Day2の舞台挨拶でした。この日まではシンデレラ意識最高だった記憶がありますが、そこから7th当日まで色んなことがありました。シャイニーカラーズやミリオンライブが楽しくてそちらに浮気してたのもありますし、公式の展開が受け入れられなかったこともあります。それらだけが原因だとは思いませんが、「こんな状況でライブに行ってどうするんだろうか」と考えていました。何とか意識をあげていこうと、いつものように出演者から披露される可能性が高い曲を整理するも、なんか違うなぁという心境になりました。しかしながら、良くも悪くも「何も期待しない状態」でライブに挑めるのは普段の自分を振り返るとまずないことなので、これはこれでいいのだろうと不思議と納得をして当日に臨みました。

 

ライブ当日

  元々予定されていた仕事が運よくなくなり、朝から東京方面へ向かいました。知り合いと合流しつつ会場へ向かいます。初日の座席はアリーナBブロックの最前列。会場の空気感に触れると妙にワクワク感を取り戻し、ライブが始まりました。

 さて、そんな楽しみじゃない自分が不安だったライブも終わってみると「すごく良かった」という感想しか浮かびませんでした。普段のライブでは「〇年ぶりに披露されたあんな楽曲が聞けてよかった」とか「この組み合わせでこの楽曲を歌うのは」とかそんな話でライブの感想を語り合うのが常でしたが、今回は漠然と"良かった"という感情しかありませんでした。この要因を分析するためには自らの気づきを整理していくのが一番だと思います。以下に記載していきます。

 

今回のライブの特徴

今回の公演は「Comical Pops!」。『アイドルたちの魅力がいっぱいつまった、楽しくて、かわいらしく、すこし可笑しな?ステージ』がテーマでした。なるほどと思う選曲もあれば「Comical?」と思ってしまう選曲もありましたが、この公演がツアー最後の出演となる演者さんもいたので致し方ない部分もあったのではないかと推測しています。さて、まずはステージの配置についてです。

ステージの配置

今回のステージの配置は以下のようなY字型の花道で各ステージを連結するようなものでした。以前この国際展示場9-11ホールで開催されたシンデレラガールズ3rdライブでは後方の客席から全く見えないような配置だったと聞きますが、そうならないような工夫がされているのかなと思いました。以下が略式図です。

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使われ方としては、ステージ①で歌いきるもの、ステージ③④からスタートして②で揃って終わるもの、通過して①に向かうもの、花道を含めて全ての演者が散らばるものなど色々ありました。人によっては急に最前に化けたり、全く見えなくなって困ったりと様々あったと思います。どの席が当たりかは担当や好きな演者さんがどこに立って歌うか次第です。私は後ろでやられると照明と重なって全く見えず、前は推しの立ち位置が目の前でやばかったです。プラスマイナスでプラス寄り!

 

MC、朗読劇

  6thドームツアーでは完全に台本を読む形で、その際の記事では「賛否両論だろう」としましたが、やっぱりみなさんの思いは同じだったような気がしました。今回は曲間のMCは基本的に朗読劇「リアルシンデレラガールズ劇場」で残りは声優さんとしてのコメントを述べる形でした。

「MCについて」

 近年のライブは出演者も多く、それでいて長時間ライブは難しいとなるとMCにメスを入れざるを得ないのはよく分かります。しかし、本当にそれでいいのかなと6thの際に感じました。初出演の演者さんの感想、初めて披露された楽曲の感想、難しいところ、振付で好きなところ・・・。まだまだあるとは思いますが、これを聞けないというのはライブの楽しみの何パーセントか奪われたような気持ちになります。6thの際は「メモリアルブックに感想がたくさん載っているのだろう」と割り切りましたが、実際はほとんど載っていませんでした。しかし、今回は違います。最低限として守ってもらいたいラインはきちんとカバーされていると思いました。「初出演の演者さんの感想」「初披露・初コラボの感想」「(2日目のみ)この公演で最後になる演者さんの感想」が中心でしたが非常に充実感がありました。「最後となる演者さんの感想」に関しては、ツアーを通して一人一回は感想を述べる機会が与えられると思うので期待できます。冒頭で述べた「漠然と良い」の要素にはこの部分が含まれていたのかもしれません。久々にシンデレラガールズらしいライブでした。

「リアルシンデレラガールズ劇場

 では朗読劇は全く不要だったのかと言われるとそんなわけではありません。その理由は今の時点で2点あります。1つはキャラクターを知るきっかけがここで生まれるという点です。シンデレラガールズのライブの見どころはユニット曲も全体曲ももちろんのことですが、「ソロ曲」のパフォーマンスがその大部分を占めていると私は考えています。今回のライブでは「to you for me」であったり「谷の底で咲く花は」であったり、観客の注目を一挙に引き寄せるようなソロ曲があります。こんな感じでソロ曲を持っているアイドルはライブ中に知らなかった人に知ってもらう機会があります。一方でソロ曲を歌わないアイドルはどちらかというと「あるユニットの中の一人」という認識が強いと感じる人も中にはいると思います。そこでリアルシンデレラガールズ劇場だと思います。きっちり集計したわけではありませんが、2日間でおおよそ1人に1回は見せ場があったのではないでしょうか。これきっかけでアイドルに興味を持つ人がもしいたならば単に歌を歌って終わるライブよりはよっぽどいいのではないかと思いました。

 2点目は「区切り」としての役割です。「歌を歌う~MC~歌を歌う」という流れであれば、場合によっては観客が前の歌の感情に引っ張られてまともに観賞するのが難しいこともあると思います。そいう意味ではライブの流れとは別のものを挿入することでお互いに"息継ぎ"が出来るのではないのかと考えました。これに関してはTPOが重要になってくると思います。今回のライブでは一部残念な流れもありました。

 

 選曲について

 テーマに沿って選んだ結果そうなったのか、今後のツアーでも踏襲されるのかはまだ不明な部分もありますが、今回は「しんげき」の曲が多めでした。個人的には好きだけど聞き逃した曲があったので良かったです。また、今回のライブではアイマス楽曲以外のカバー曲があったのが特徴なのかもしれません。おそらくシンデレラガールズ史上初めて、アイマスシリーズ全体でも本家4thライブぶり?みたいです。これもこのツアーでどうなるのか楽しみな要素でもあります。

 

─次のSpecial 3chord♪に向けて─

初回の千葉公演のみ平面の幕張メッセ国際展示場9-11ホール、残りの2か所はドームという変則的なツアーですが、そこに関して気になる点などを書いていきたいと思います。

 ステージの配置はどうなるのか

 ツアーであれば、舞台セットはバラされて次のツアー地へ運搬されてまた組み立ての繰り返しです。一方で今回は大きさの違う会場への移動となります。球場で考えると、メインステージがホームでセンターステージが2塁、飛び地のサイドステージがもっと客席寄りになるのでしょうか。今回のサイドステージには装飾された背景がありましたが、ドームで考えるとあのセットはそのままは使えません。また、花道の距離も極端に長くなるのでどうするのか気になります。かと言って全然違うステージにされてもツアー感が無くなってしましますけどね。

 

選曲について

「ソロ曲について」

 今回の千葉公演では2曲を繋げたメドレーをバラバラに数えて17曲披露されました。尺としては16曲分あることになります。さて、ナゴヤドーム公演では新たに16名(ニュージェネ2名含む)のソロ曲を持ったアイドルが出演します。千葉公演で福原綾香渋谷凛役)さんがソロ曲を歌っていないように、島村卯月本田未央のソロ曲も一応Extra的に扱うと14名となります。さらに、京セラドーム公演では新たに12名(ニュージェネ含まない)のソロ曲を持ったアイドルが出演します。これを「ツアーを通して1人1回しかソロ曲を歌えない」「ツアー初登場なら(ニュージェネを除き)その会場でソロ曲が歌われる」という非常に雑な仮定のもと考えて行きます。

そうするとソロ曲を歌う枠がナゴヤ16曲、京セラ16曲の計32曲分あるのに対してソロ曲を歌う人が26名+ニュージェネ3名の29名しかいません。何が言いたいのかと言われると、ソロ曲を2回歌える人が出てくるかもしれないという話です。これを覆すには「ソロ曲を持ったアイドルを更に3名追加する」や「全く違うセトリになる(ソロに代わる曲を歌う枠がある」などが考えられますが、順当に考えると千葉公演の後にソロ2曲目が出る山下七海(大槻唯役)が2回歌うとかで何となく上手いこと回るのが一番ありそうですね。そんなことよりソロ曲が未だにない子たちに早く与えてくれればこの前提をすべてひっくり返せるんですけどね!というかこんな消去法でセトリが見えるライブよりはもっといい意味で意外な展開が見てみたいものです。

「ユニット曲」

 こんなのは予想するまでもなくしんげき3期の曲を組み替えて3公演で各2回披露するのでしょう。残りの曲に関しては各公演のテーマに沿った曲が登場するはずなので予想はつかずじまいですが。先ほど軽く触れたカバー曲ですが、曲目を変えてきてもいいんじゃないかと思っています。正直最近オリメンで揃って披露する回数の多くなっている曲もありますし、たまには違うことをしてもらいたいというのがあります。お隣のミリオンライブには先輩にあたる765の楽曲をカバーするという手がありますが、シンデレラはありません。デレステでカバー曲を扱うようになったのだから、それに準じたライブがあってもいいと思います。さらに、パンフレットに「シンデレラガールズの新たな道を踏み出す」という記述があります。踏み出さないまま終わられるよりは色んな挑戦をしてほしいと思います。どうせないだろくらいに期待してみます。

 

最後に

 だらだらと書きながらもまだ言及したいところはあるのですが、9/8中に書きあげようと思ったので以上です。半年ぶりにシンデレラ意識を取り戻せた良いライブでした。おしまい。読んでくれた人がいたらありがとうございました。ツアーも盛り上がってきたらもっとちゃんと書きます。

 

 なちゅらる(@clnct)

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