原稿用紙26枚目

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JAM Projectのオタクがアニソンフェスに行った話(ランティス祭り3日目の感想)

 お久しぶりです。「なちゅらる」と申します。2019年6月21~23日にかけて開催された「ランティス祭り2019」のDay2とDay3に参加してきました。


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 ライブまで

 ここでは3日目の話のみでいこうと思います。個人的な見どころは、「LAZY」と「JAM Project」と追加された「SOS団 from 涼宮ハルヒの憂鬱」でした。

「LAZY」は1981年に一度解散した日本を代表するロックバンドで、現行メンバーのボーカルは有名な影山ヒロノブ、キーボードはバンダイナムコアーツの副社長である井上俊次、ギターは世界で活躍するLOUDNESSのメンバーとして有名な高崎晃。このバンドを生で見れる機会があるなら行くしかないという思いが大きかったためです。

JAM Project」はワンマンライブにも何度か足を運んでいる好きなグループです。曲の回収という点で言うと、過去のライブで回収済みだったり今後のライブで多分回収出来るだろという思いはあるので行っても行かなくてもいいのかもしれませんが、どうしても「アニソン系フェスでトリをつとめるJAMと楽しむ観客」を見てみたかったのです。LAZYも出ることだし、この機会に行ってみようと決意しました。

そして、予想外の追加となった「SOS団 from 涼宮ハルヒの憂鬱」。昨年2018年のアニサマでサプライズ登場し、聞けなかった側としては悔しい思いをしていたので嬉しかったです。贅沢は言わないからハレ晴レユカイだけ回収させてくれればいいかな~と考えていました。

 

セトリ

aniuta.co.jp

 こちらのページに載ってますので参考にご覧ください。長いし気になった部分とお目当てのアーティストについて感想を書いていきたいと思います。

 

ライブ当日(3日目)

第一ブロック(OLDCODEX、ミリオンライブ)

 色んなものを目当てに集まった仲良しとの4連番。初日の評判を忘れ去るような2日目を終え、期待に胸を膨らませながらの3日目!開幕は「OLDCODEX」。開幕はFree!のOPテーマ「Rage on」。京アニ作品はけいおん!からFree!辺りまでは辛うじて見ていたので助かりました。色んな意味で楽しいサビでした。お次の曲に向かう前にMC。「その光る棒を消してくれないか。拳で語りあおうぜ!」という煽りにはロックフェスを感じました(行ったことないけど)。しつこく消さない人に「後ろまで見えてんぞ!そのオレンジもだよ!バカ」と言ってくれたのが本当に痛快でした。一応アニソンのイベントなのにオタクのアイデンティティである棒をしまわせて、通常のフェスのような振る舞いにさせてかつ場の熱を冷まさないのは芸術的だとすら思いました。「俺らはタイアップにすげぇ敬意を払ってんだよ」という話の導入からFree!3期のOP「Heading to Over」。開幕からOLDCODEXが会場全体の心を掴む様子を肌で感じることが出来ました。次のMCでは「さっきは俺らのワガママに付き合ってくれてありがとう。今度はみんなが好きな色振っていいよ!推しの色とかあんだろ?ない奴は~」みたいな話でさらにオタクの心をわしづかみにしたことは間違いないと思います。最後は黒子のバスケED「WALK」。3日目の開幕から熱いパフォーマンスを見ることが出来、期待を上回るスタートでした。

 次は何のお話をするかというと第一ブロックの最後を飾ったミリオンライブです。色んなもの目当てに集まったとは言いましたが、一応全員アイドルマスター繋がりの知り合いでした(誰もミリオンライブ目当てじゃない)。普段のアイマスライブでは絶対許されないような挙動もここでは許されるということで、好きに楽しみました。選曲は「UNION!!」「DIAMOND DAYS」「Brand New Theater!」でした。もう少し"斜な"選曲も見てみたかったですが、ミリオン6thツアーの真っただ中ということで、披露している全体曲を歌って終わるのは仕方ないかなと思います。それはそうと、普段のアイマスライブでは2連番が通常でほとんど4連番は出来ません。しかし、BNT!のサビ前の「サンキュー!ウェルカム!ドリーミング!」のところは2人では手が足りません。これはやるしかないでしょう!めっちゃ楽しかったです。

第二ブロック(Special、SOS団

 このペースで書いてたら一生終わらない気がするので正直知らないアーティストの話は割愛します。が、アイカツ!で横から高まったオタクから脱げた靴が転がってきた話だけ記録に残しておきます。さて、2日目でスケッチスイッチや日常OPを見せてくれて期待も高まっているこのランティスアニソンカバーコーナー。一曲目はアイカツ!侵略ノススメ☆でした。来るだろうとはみんなで予想していましたが、本当に来ると楽しいものです。そして、スフィアで絶対イカ娘来るじゃん~とか考えていました。2曲目のうたわれるものを挟んでSpecial最後は「未来への咆哮」!本家のJAMが出演する日だっただけに一瞬残念な気持ちになりかけましたが、「ランティス祭りでマブラヴの曲やらないのおかしくね?」と知り合いと話してたのでこれでよかったと思います。センターモニターにでかでかとマブラヴオルタネイティヴのロゴが映し出された時は思わず声が出てしまいました。JAMの曲の中での人気の高いこの曲、実は本家のワンマンライブでもほとんど歌われていないのです(最後に歌われたのが2013-2014ツアー)。いつ回収できるやら…

 Specialの扱いなのですが、当初から「3日目だけSpecial明け休憩じゃないの怪しいよね」と連番者と話していました。God knows…カバーからの繋ぎが来るか?はたまた平野綾名義の曲を歌うか…。そんなことを思い返しながら次の曲を待っていると「止マレ!」の電子音っぽいイントロが!!知り合いと大喜びしながらも謎の違和感を感じてステージを凝視するも誰も立っておらず、CD音源で進む時間。「え?ナニコレ?」となっているとセンターモニターにハルヒの映像が。消失のシーンだったでしょうか。「プログラム起動条件 鍵を揃えよ」という文字が映し出されました。そしてウィンドチャイムと鐘の音!「このイントロは~~~」ですよ言ってないけど。今度こそステージに人がいる!ライトが当たるとそれはランティス祭りのTシャツを着た平野綾さんでした。おまけに黄色いカチューシャ?付き。会場が揺れるレベルの歓声だったと思います。連番者がハルヒのオタクだったので何の曲を歌うかの話をしてたのですが、「ハレ晴レだけでも御の字、表記的によくて止マレ!もやってほしい」という話で概ね合意だったのですが、まさかの「冒険でしょでしょ?」でした。現実のことなのかどうか分からずにふわふわした状態でこの曲が終わりました。そして、多分「次の曲がなんなのか」を考える余裕もないほど放心状態だったように思えますが、間髪入れずにあの独特のイントロが!「雪、無音、窓辺にて。」でした。叫びました。ネタで顔やばくなったとかよく言ってますけどこの時はニヤけすぎて本当にやばかったと思います。この曲は歌詞を暗記するレベルで多分1億回くらい聞いてるのですが、最後の「信じて」が「大好き」だったことは気づきましたし鮮明に覚えています。そしてまだまだ終わらず続いて「恋のミクル伝説」。なんでここまでやるの??明日死ぬの??となっていました。あと、割と大勢がコールしててちょっとびっくりしました。そして満を持して登場した小野Dが歌う「まっがーれ↓スペクタクル」!!正直何かの間違いで2日目の小野Dの枠でやらねーかなーなんて思ってましたが、その考えがいかに浅はかだったかという。パフォーマンスやスプーンを使うところまで涼宮ハルヒの激奏そのものでした。そして最後の最後に「ハレ晴レユカイ」!なんと、5人でフルで歌うのは初めてだったそうで(激奏ではTV size)。というか5人揃ってステージに立つのは12年ぶりだとか…。MCでも「みんなが好きでいてくれるから。望んでくれるからこうしてステージに立てています」といった話がありましたが、ハルヒ関係なく、オタクとして何か救われたような気分になりました。初めはハレ晴レさえ聞けたらと低めに構えていましたが、それでも予想をはるかに上回る扱いでこのライブに参加出来て本当によかったと感じました。

 ハルヒのオタクである連番者はアニサマのサプライズを拾い損ねてもはや自暴自棄になる勢い(???)だったらしいけど、こうして好きな曲を拾えた喜びを共有できたことはこちらとしても幸せなことだと思いました。ランティス祭り、この部分だけでもいいから見直したいなぁ。

 

第三ブロック(LAZY、スフィア)

 予想外の追加となったSOS団に全て持っていかれたような感じでしたが、休憩明けのこのブロックが見たいものの一つである「LAZY」の出番です。ファンながら、SOS団の後なのはどうなのかなと不安もありましたが、休憩中の音合わせの爆音ギターに「あれ、なんか他と違うぞ」と気づく人も見受けられました。いざ本番。見渡す限り着席してる人はおらず、みんながステージに向かっている様子が嬉しかったです。始まった曲はデビュー40周年記念CD、Slow and Steadyから「Wandering Soul」。このイベントがアニソンと銘打っているからタイアップ曲を出してくるかと思っていたので正直意外でした。そんなことはさておき、自身として初めての生LAZY。ただただ感動でした。この曲は終盤のギターがすごいんですけど、LAZYを始めて知った人にもそこを共感してもらえてLAZYのすごさを改めて実感しました。MCではキーボード井上俊次さんが完全に組織の上層部のコメントで会場を笑いに包みながらも、ミッシェルの「次はアニソンじゃないけど」という話から始まったのはDeep Purpleの「BURN」!この曲は当時高校生だったメンバーがテレビで演奏して認められたデビューのきっかけとも言える曲です。ボーカルのミッシェルこと影山ヒロノブさんの調子がすっごいよかったです。シャウトも今まで見たことがないくらい熱いもので、本当に来てよかったと思います。あとはギターの高崎晃さんの速弾きがすごい!観客みんなが赤いライトを振りながらどっと盛り上がっている様子が爽快でした。きっとLAZYというグループを始めて知った人も多かったとは思いますが、それでもあそこまで惹きつけるパフォーマンスが出来るのがまさに「ロック」なんだと思いました。

 次の楽しみスフィアでした。最近の曲はほとんど知りませんが、少し前の曲ならなんとかという状況でしたが、1曲目は「MOON SIGNAL」。正直あんまり馴染みがない曲だったので歌が上手いな~と思いながら聞いていました。2曲目は「HIGH POWERED」!イカ娘繋がりで来るんじゃないかと期待していた曲でした。ちょうどこの頃はアニメをよく見ていたので(先ほどの発言と矛盾)すごく懐かしい気分になりました。3曲目に入る前のMCで"あの曲"のフラグが立ちまくっている状態で一旦暗転。遠目に4人が並び、その後ろに5人が並ぶシルエットが見えた気がしました。「鋼のVictress」。ここで披露しなくてどうする(知らない)という曲でしたが、順当に拾っていただき本当に感謝しかないです。この曲はスフィア10th記念アルバム「10s」に収録される曲で、JAM Projectがコーラスで参加し、作詞作曲が影山ヒロノブという楽曲です。基本情報はこの辺でライブの話に戻ります。この曲の見どころはJAMをコーラスにしても負けないスフィアの歌唱力だと思いました。一番の盛り上がりどころはCメロの後半「Fire!」の投げかけでしょうか。スフィア→JAMへと順番に吼える一番最後の一番高いところを福山芳樹さんが担当していて、そのシャウトの鋭さに会場で歓声が沸き起こっていたのがなんか嬉しかったです。そして、JAMの歌唱力と張り合えるスフィアに惚れました。

 

最終ブロック(大橋彩香JAM Project

  最終ブロック開幕は大橋彩香さんの「ワガママMIRROR HEART」。連番者共々高まりました。大橋彩香さんは声優ソロの中でも特に信頼の歌唱力だと思っていたので初めて生で見れて良かったです。2曲目は「
NOISY LOVE POWER☆」。こちらは楽しい楽曲でした!2曲で終わりでしたが、もっと聞きたい曲があるので機会があれば単独も狙って行きたいと思いました。

 一生ブログが書き終わらないのですごく割愛しましたが、やっとブログのタイトルであるJAM Projectです。センターステージに正規のロゴが掲げられた時は心が躍りました。始まった曲は「静寂のアポストル」。ワンパンマン2期が放映中なので順当な選曲でしょう。まだワンマンライブでは披露されていないので初めてライブで見たことになりますが、純粋に楽しかったです。それと、遠ちゃんこと遠藤正明さんの「We know "We are HEROES!"」のロングトーンで会場のみんなが「おおっ」盛り上がってる様子を見てちょっとニヤリとしてしまいました。あとは曲ラストの福ちゃんの「ONE PUNCH!!」というシャウトも会場が歓声に包まれていて同様の感想を抱きました。続いての曲はOLDCODEXとのスペシャルコラボで「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」でした。意外な、それも先ほどライブで感銘を受けたグループとのコラボということでボルテージMAXになってしまいました。 Ta_2さんとJAMのメンバーが対面で向き合ってシャウトしあっているシーンは激熱でした。これぞランティス祭りというコラボでした。続いてはスパロボTから「Tread on the Tiger's Tail」のショートバージョン。1番終わりからラスサビに繋ぐ珍しいショートカットでした。サビの「Super Robot Wars!」のところを一緒に歌ってる人が結構いてすごく嬉しかったと同時に驚きました(なんかサテライト周辺で頻繁に流れていたとか)。そこから間髪入れずに「GONG」でした。普段ワンマンに行ってる側の人間としては定番曲(でも何度でも聞きたい)なのですが、イントロで会場がワッと盛り上がっている様子がとても新鮮でした。1番はみんなで歌うというお決まりがあるのですが、会場のみんなも歌っていてJAMのすごさ・知名度を改めて実感できたと思います。そこから続きで「SKILL」。サビ前の「I can fly」で飛ぶところと「Motto Motto」のコールの部分が本当に正直言って泣きそうになりました。というのも、ランティス祭りというのは各々見たいアーティストが当然いて、着てるTシャツも応援の仕方も色々違っているのにJAM Projectというグループを通してそのバラバラの観客たちが一つに纏まり、同じステージに向かって熱く盛り上がっているシーンがファンとして嬉しかったからです。これが見たくてアニソンフェスに来たんだよと一人で感慨深い気持ちになっていました。JAM Projectって本当にすごいアニソンシンガーだし、日本の宝だと思います。これからも応援していきたいと強く誓いました。

 

最後に

タイトルを回収した内容が最後の数行だけになりましたが、JAM Projectの偉大さを改めて認識したことに加え、魅力的なアーティストを知れたり、元々知っていたアーティストにしてもCD音源を超えてくるパフォーマンスを体感出来たり、貴重な8時間(休憩込み)だったと思います。ここまで楽しく見れたのも4連番した知り合いと前日のDay2で一緒に楽しんでくれた知り合いのお陰でもあったと思います。このありがたさを胸に刻み、これからもオタクとして精進していきたいと思います。オタクではありませんけど。

 

読んでくださりありがとうございました。

 

 なちゅらる(@clnct)