原稿用紙26枚目

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シンデレラガールズ6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!-全体の感想-

 お久しぶりです。「なちゅらる」です。11月10日から始まった2大ドームツアーTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!」もついに終わってしまいましたね…

 

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今回のライブですが、人生初めての現地でツアー全通(とはいっても全4公演ですが)だったこともあってか、普段のライブよりも楽しい思い出が多かった印象です。せっかくなので、ブログに記録程度に残しておけたらなとキーボードを叩いています。

 

各公演についても感想は書く予定ですが、ひとまず全体の流れを見ていきたいと思います!

メットライフドーム公演(以下、メラド)、ナゴヤドーム公演(以下、ナゴド)

 

 

遊園地というコンセプト

 今回のツアーはタイトルや公式イラストからも分かるように、「遊園地」がコンセプトとなっていました。開幕曲のイリュージョニスタ!、メリーゴーランドに見立ててアリーナ外周を回るトロッコ…おおよそどこを取っても「なるほど」と思わず膝を打つようなコンセプトにならった構成になっていた気がします。その中でも興味深い(気になった)要素が3点あるのでそれぞれについて書いていきたいと思います。

 

MC

 今回のツアーでは、冒頭の軽い挨拶を除き、「声優」としてコメントをする場面がありませんでした。これは賛否両論だとは思いますが、私はどちらの立場でもあります。「パンフレットを売るのは分かるんだけど、たった今披露した感想を飾らずに感情の赴くままに熱いコメントを聞きたい」という思いや演者さんのMCで何度も泣かされてる人間としては「台本を用意しないからこそ生まれるドラマもある」という考えは否定出来ません。一方で、役を演じたままMCを続けるというのは新しい試みではないかなぁとは思います。今回のツアーは前述の通り「遊園地」がコンセプト。その遊園地にあたかもシンデレラガールズのアイドルたちが遊びに来ているかのような劇をステージ上で見せるのはやっぱり新しいと思います。このロールプレイですが、きちんと時間進行もあるという点については面白いと考えていますので後ほど。また、MC中に「披露したアイドルに披露した感想を述べさせる」というのもまた新しいなと感じました。従来のライブでは基本的に「声優がアイドル役で歌った感想」が述べられます。それはそれですが、ドラマパートのあるCDを見ているかのような流れもまた楽しいなと思いました。

 

朝から晩までの時間経過がある

 先ほど軽く触れた「時間」という要素ですが、ライブをこのような区切りで進めていくのは面白いと思いました。基本的にある時間帯を何曲か歌ってMC。また歌ってMCの流れでした。この時間というのもセトリにおいては意味のあるもので、たとえば、メラド初日では、向こうの世界における午後の「PROUST EFFECT」の辺りから夕方(?)の「クレイジークレイジー」までが落としに来るエリアであったと思いますし、メラド2日目では夜のエリアに「You're stars shine on me」のような夜空をイメージするかのような曲を置いてみたり。あとは、2日目の夜エリアにはちびっ子アイドルが出ていないのではないかという考察もありました。本当にそこまで考えてこのセトリを組んでいたとしたら「ふ~ん、やるじゃん(笑顔)」って感じですが…。ナゴド初日では、夕方に夕映えプレゼントだったり他にもよく考えると当てはまるものがたくさんある気がします。このように、遊園地で1日を過ごすアイドルたちを表現したかのようなライブで非常に楽しかったです。

 

季節

 今回のライブでは「遊園地」「時間経過」に加えてもう1つの要素がありました。「季節」です。ドームツアーは4箇所で開催され、1公演目から順に春夏秋冬が割り振られ、それぞれが「春の遊園地」「夏の遊園地」のようなサブ的なコンセプトの役割を果たしていました。シンデレラガールズで季節と言えば「MASTER SEASONS」というCDシリーズがありましたが、これと重ねたのかなと思えば話は早いです。少しだけ不満を言うと、このMASTER SEASONSは「夏」から始まり、「秋」へ移り(「冬」で回想のように夏の前の時期に戻り)「春」に終わるという流れで構成されています。

これで一年を通したSEASONS!も完結。

 

このお話をいただいたのは昨年の初め頃だったと思います。

 

四季を通した恋のストーリーをとのお話に、なんて素敵な企画だろうと思い、とても光栄でしたし、ワクワクしたことをよく覚えています。

森由里子『4/11 アイドルマスターシンデレラガールズ「桜の風」リリース』 より (2018-04-16)

曲名に「風」とつくリード曲の作詞を全て森由里子さんが手がけ、CD4枚が1つのストーリーになるように意識されています。それを最終回でもある「春」から始めてしまうのは勿体ないというか、「春」から始めるのであればそうする根拠を上手く提示してほしかったかなぁと思います。MASTER SEASONSで1本の記事が書けるのでそれは今後時間があれば書きましょう。さらに、四季を混ぜ込む根拠になったであろうMASTER SEASONSの曲がリード曲(~風)+1曲という2曲ずつしか含まれていなかったのも不完全燃焼感は否めませんでした。

一方で、季節に則った楽曲が披露されるということで、メラド2日目以降のセトリを考えるのが楽しみでもありました。「夏だったらこの曲が来るのではないか」「秋なら…」。枠組みを捉えてセトリを考えて行くのもツアーの面白さかなと思います。また、ナゴド2日目の終盤を「always」で締めくくるのは本当に天才の仕事だと思いました。ナゴド2日目の感想の時に詳しく書きたいと思います。

 

コンセプトの話はこんなところで、また全体の感想の方に戻りたいと思います。

 

選曲

 新しい曲ばかりというわけでもなく、はたまた古い曲ばかりでもなく。シンデレラマスターを始め、アニメ発の楽曲、デレステのCDに収録されている曲等々全体的に歌われていたのが良いなと思いました。今回はドーム公演ということもあり、普段のシンデレラガールズのライブでは有り得ないほどチケット確保が容易だったと思います。普段よりも「よく分からないけどライブをやるなら行ってみようかな」という層が来る期待はあったと思います。そういう層がライブに来たときに楽しめるライブであって欲しいと常に考えてるので、今回のライブを評価したくなってしまいます。それが今回のライブが良かったと思う要素の1つかもしれません。ソロ曲1つにしてみても、シンデレラマスターから歌うアイドルやソロ2曲目から歌うアイドルと色々でした。これは裏を返せば「法則性がない」とも取れますが、私としては何の曲が来るか分からない面白さがあったと思います。

 

個別衣装

 デレステに今回のテーマ曲である「Starry-Go-Round」がイベント曲として実装された際、イラストの衣装が個別衣装を思わせる統一感のないものだったため、「これはもしや6thで個別衣装を?!」と大騒ぎでした。内心ないと思ってましたが本当に現実のものとなりましたね。個別衣装自体は4th SSA以来です。当時出演していないアイドルなんかは今回が初披露となった衣装もあります。開幕曲をやってるときにどアップでモニターに抜かれると会場が大盛り上がりだったのが懐かしいです。やっぱりシンデレラガールズは仲間も大事だけど「個」だなぁと改めて実感しました。

 

ステージの割り方に関して

 今回はメインステージ、センターステージ、逆側にもう1つステージという3ステージを花道で繋いだような構成でした。4th以降はセンターステージを作るなと脅されているのか?と心配になるくらい横に長いメインのみで残念でしたが、やっぱり広い会場だとこれくらいやって貰わないと困りますよね。最高でした。私は天空席、スタンド前方、スタンド後方(メインステージ対岸)、アリーナ前方(花道付近)と色々体験出来たからこそ言えると思いますが、比較的どの場所でもその場所しか見えない光景や見方があったりして楽しむことが出来ました。普段ならアリーナ前方一強みたいなところがありましたが、曲によってはアリーナ後方が勝ち席だったりスタンド前方が勝ち席だったりライト演出のすごい曲では案外離れて見た方がよかったり…知り合いと喋っててもこの辺の席の違いによる感想の違いが面白いなと思いました。

 

まち全体でシンデレラガールズ

 今回は会場周辺のみならず、ターミナル駅も巻き込んで広告展開されているのが好きでした。

メットライフドーム公演の場合

・西武池袋駅

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 デジタルサイネージによる広告が一面に表示され、2日間で出演するアイドルが順番に表示されていました。過去のライブにすべて参加していたわけではないので断言は出来ませんが、ライブに合わせて会場外にここまで大々的に広告を出していたのはあまりないのでは。

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 壁一面にポスターも

 

・ラッピング電車

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 西武鉄道ではシンデレラガールズのスタンプラリーを実施していたり、1日乗車券を発売していたりとすごい盛り上がりでした。中でも特急レッドアロー等で用いられる西武10000系という車両にシンデレラプロジェクトのロゴのラッピングを施していたのは高まりました。同車両はライブ当日の事前応募制のツアーで使用されました。

 

ナゴヤドーム公演の場合

・ナナちゃん人形

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 名古屋駅名鉄百貨店にある有名待ち合わせ場所。名前が偶然「ナナちゃん」ですが、まさかの安部菜々さんを模したコスチュームになっていました。

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周辺にはナゴドで出演するアイドルのフラッグも

 

ひとまず全体的な記事になりましたが、ここからは各公演の感想をセトリ順に書いていけたらと思います。ひとまずここまでで~。

 

稚拙な文章をここまで読んでくださった方ありがとうございました。

 

 

なちゅらる(@clnct)